六験④(5月22日の日誌)

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 続きです。支那古典にある、人の性格、性情を験(ため)すための六つの方法の四番目です。前の三つとともに掲載します。

【おっと、その前に、自分のユーモアを磨く訓練 川柳】
 ある人に、「なぜ、急にこんなことを始めたのか?」と聞かれました。「だから、ユーモアを磨くためだ」と言うと。「なぜ、ユーモアを磨く必要があるのか?」と聞かれました。絶句。だって、江戸時代の川柳をみると、どれもこれも面白いんだもの。私の最大の夢は、「立派な日本人になること」です。江戸時代の人みたいにユーモアたっぷりのセンスを持ちたい。それが理由です。

 輿石が しゃしゃり出てきて 国壊す

 セールスが 売り込み電話で 道を聞く

 だめだ・・・・・・・・。修行が足りない。
 
「之を喜ばしめて以て其の守を験す」
 本人を嬉しがられて、その人間にどれだけの守りがあるか、ということを験(ため)すということです。人間は、嬉しくなると、相好をくずして、めろめろになります。こういう人間は当てになりません。
  大企業、大組織にいるとそうですね。人間としては以前とまったく変わっていないのに、ちょっとばかり地位が上がると、自分自身を誤解する人がたくさんいま す。そういう人は、自分に苦言を呈してくれる部下を排除したがり、甘言を好みます。相田みつをさんの言葉にもあります「おだてられて、いい気になって、悪 口言われて、腹立つ私」。 そして、どうでもいい価値観にこだわり、会社という組織を蝕んでいきます。 まあ、人間は褒められて悪い気はしませんが、人の 上に立ったら注意しましょう。企業における地位など、一歩外に出ると何の価値もありません。ただの親父です。

「之を楽しましめて以てその僻を験す」
  前回は喜ぶでした。今回は楽しむです。喜ぶは、本能的、情欲的です。楽しむのはそれに理性が加わります。人間は、楽しむとどうしても僻する。つまり偏りま す。碁が好きだと碁に偏り、酒が好きだと酒に偏ります(う~)。書画が好きだと書画に偏ります。いろんなことに目がいかずに、ひとつのことに偏るかどうか を験せということです。たまりませんね(笑)。

「之を怒らしめて以てその節を験す」
 怒りは感情の爆発ですから、どうしても締め くくりをふっとばします。すなわち怒りに乗じて節を失います。どんなに怒っても、締めるところは、締める必要があります。抑えるところは抑える必要があり ます。これが節です。私自身、怒って、結果がよくなったことなどひとつもありません。
 振り上げたこぶしをおろせずに、周りのみんなを不幸にしてしまう人がいます。特に、その要素を満たしていないのに、大組織で一定の地位に着いた人。

「之を懼(おそ)れしめて以て其の持(じ)を験す」
 恐れるとどうしても、何かにすがりつきたくなります。今はあまり使わなくなった表現ですが、子供の頃「腰が抜けた」という言葉を聞いて、いったい、どういう状態の事を言うのだろうかと不思議に思った記憶があります。その腰が抜けた状態のことですね。企業でいうと、男でいうと、一本立ちができない状態です。いくら恐れても毅然として独立性を失わない姿が男です。経営者に最も望まれる姿ですね。経営をしていたら失敗もあるでしょう。思わぬ出来ごともあるでしょう。そういうときに、腰が抜けないようにしましょう。

【5月22日の食事】

朝ごはん:コンビニのぶっかけうどんに「ご飯がすすむくん」を乗せて仕事しながら食べた
昼ごはん:お結び弁当
夜ごはん:たこ焼き

【ルーティン】 

<自己の成長>
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼)〇14/14
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)〇13/14

③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える)〇11/16

<仕事の実現>

④私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない)〇11/16
⑤私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます〇14/17
⑥私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます×16/17
⑦私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇17/17
⑧私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします×9/17 これが今、いちばんくやしい
(118/150 78.7%)

<5月にやること>
 手紙 150通以上  56
 読書 10冊以上 9冊
 新規提案 20社以上  13
 新ビジネスモデルづくり10個以上 3 
 士魂商才5月号
 
【毎週やること】
 次週計画・今週検証(毎週木曜日近辺にやります) 
5月6日:〇、5月10日:〇、5月19日:〇

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

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このページは、宝徳 健が2012年5月22日 21:34に書いたブログ記事です。

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