高校時代の同級生8人

　昨夜、事務所で仕事をしていたら、携帯電話が鳴りました。表示は高校の同級生で博多に住むＳ君です。高校の同級生から電話があると私の思考は博多弁になります。

「休日のこげな時間にどげんしたとかいな」　と思い、電話を取りました。

「宝徳、元気しようや。今くさ、同級生8人と飲みよったい」
　
　電話の向こうは、とても賑やかです。

「よかね～、にぎやかそうやね～、楽しそうやね～」

「おー、今日くさ、福高（福岡県立福岡高校：ふっこうとよみます）と、しゅーゆー（修猷館：県下一番の進学校：ふっこうは二番）のラグビーの試合ばあったったい。70対0やったったい」

「勝ったと？」

「勝ったくさ～、だけん、みんなで飲みよったい。飲みよったらくさ、宝徳の話になったったい。宝徳から、よー手紙ばもらうねーって、言いよったったい。KJもMもKRMもSRもおるばい。ちょっと代わるけん」

　次々と代わってくれました。ＫＲＭ君は、代わる前に電話の向こうで「俺のことやら覚えとらんめいも」と言いながら。ちゃんと覚えています。私は、小学校・高校時代は、仲のよかった人とか、憎たらしい人とかしか覚えていませんが、高校時代の同級生は、ほとんど覚えています。

　みんな「博多ば出て来ることなかとや」「大阪で独立しとるとや」「博多ば出てきたら連絡しやいよ。一緒飲み行こうや（このときの博多弁は「一緒に」とならない）」

　その中でも、親友のＭ君。高校時代、本当に仲が良かった人です。大学時代は何回か会いました。社会人になってからも1回会ったかな。でも、その後、ずっと会っていませんが（年賀状のやり取りはありますが）」。彼はラグビー部のスタンドオフ（剣道もとても上手だった）、私はテニス部。　彼がラグビーで十字靭帯を切って、2か月ぐらいだ　ろうか、入院したとき、毎晩のようにお見舞いに行きました。クラブの帰りに行くので、夜遅くて、お腹がすいています。御見舞いの品をずいぶんごちそうになったものです（すみません）。

　そのＭ君が、大阪に転勤になったそうです！！！！！　もう、うれしくてうれしくて、電話で「大阪に転勤になったと？　落ち着いたら、絶対連絡しいよ！　絶対に会おうや！」と言いました。

　最近、頭が割れて重くなるように仕事がひとつあって、それをやっていたので、神様が少しご褒美をくれたのかも。

　そうだ、ＳＲ君の妹さんの旦那さんが、出光興産に勤めているということで、名前を聞いたらよく知っている後輩でした。"What　a  small  world"　（「アングロサクソンの事をぼろくそに言うくせに、すぐに英語を使う」とよく言われます。私は別にアングロサクソンが嫌いなのではなくて、正しくアングロサクソンを見ない日本人の愚かさを言っているだけです。是は是、非は非です：笑）。

　みんな、ありがとう。とても楽しい時間でした。感謝合掌。



　博多弁でもひとつ


　万葉集第一巻を紹介しています。これも欽明天皇だろうか。

やすみしし　我が君の　朝（あした）には　取り撫でたまひ　夕（ゆうべ）には　い寄り立たしし　みとらしの　梓の弓の　中弭（なかはず）の　音すなり　朝狩に　今立たすらし　夕狩に　今立たすらし　みとらしの　梓の弓の　お租すなり


　この歌の反歌（長歌に添えられた短歌）があります。