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松井秀樹という男の生き方は、すばらしいですね。
松井秀樹という男の生き方は、すばらしいですね。
ワールドカップでMVPまでとったあれだけの男が、逆境にめげずに、黙々と練習をこなしながら、時の流れを待っています。以前、彼の著作を読んだことがあります。確か「不動心」というタイトルでした。そこに書かれてあったのは「努力し続けられることこそが才能である」でした。
生き方を学ばせてもらいました。感謝合掌。
「今ここ」の 己の立ち位置 見極めて 精一杯なす 今できること
久しぶりに万葉集を。以下の歌があります。
山越の 風を時じみ 寝る夜おちず 家なる妹を かけて偲ひつ
「山おろしの風が絶えず吹くので毎晩毎晩家にいる妻を心にかけて思った」
これは、下の長歌に対する舒明天皇の返歌です。
霞み立つ 長き春日の 暮れにかる わづきも知らず むらきもの 心を痛み ぬえこ鳥 うらなけ居れば 玉だすき かけのよろしく 遠つ神 我が大君の 行幸(いでまし)の 山越す風の
ひとり居る 我が衣でに 朝夕に かへらひぬれば ますらをと 思へる我も 草枕 旅にしあれば 思ひ遣る たづきを知らに 網の浦の 海人娘子(あまをとめ)らが 焼く塩の 思ひそ焼くる 我が下心
「霞のかかる 春の長い一日が いつ暮れたのか わからないほど 心が苦しいので 胸の中で泣いていると 言葉だけでもうれしいことに 我が大君が 行幸なさっている この山を越えてくる風が ひとりでいる 私の袖に 朝な夕な 故郷のほうへ吹きかえっていくので 偉丈夫だと思っている私も 旅先にあるので 憂いを晴らす すべもなくて 網の浦の海人の娘たちのように 苦しく焼け焦がれる 私の胸のうちは」
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