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立ち位置がわからない抽象的な表現が、なぜ、不安とつながるかというところまででした。
立ち位置がわからない抽象的な表現が、なぜ、不安とつながるかというところまででした。
人間の思考≠現実という認識をほとんどの人が持っていません。
たとえば、「自分はよくやっている」と思うのは、自分の考えであって、それが本当に現実として正しいかどうかはわかりませんし、違うことがほとんどです。
企業の幹部研修でよくこういう質問をします。「あなたの能力のフルパワーを100とします。現在のあなたは仕事で、その能力の何%ぐらいを発揮していますか」。
すると、たいてい70%とか、80%とかいう答えが返ってきて、びっくりします。人間は、自分の能力の2割も使っていません。ですから「自分はよくやっている」という思考と現実は違うことになります。
「自分はこれが苦手だ」もそうです。自分が思っている「苦手だ」は、本当にそうなのでしょうか? 「自分は消極的だ」もそうです。生れたときから引っ込み思案の人はいません。
そして、お気づきのように、すべて表現が抽象的なのです。具体性がありません。だから、どんどん、どんどん、そう「思い込む自分を創っていきます」。この思い込みのことを、
と言います。不安な自分や、決めたことを実行しない自分、立てた目標を達成しない自分、周りに文句を言っている自分・・・。これらは、すべて自分のイラショナル・ビリーフから発生していて、すべて自分が原因となり、周りの状況を作り出しています。なのに、周りの状況に不平不満をいい、不安を感じます。
生きていて一番厄介なのは、このイラショナル・ビリーフなのです。
抽象的な表現は、このイラショナル・ビリーフを積み重ね、自分をだめにしていきます。では、どうすればいいのか・・・。 つづく
たとえば、「自分はよくやっている」と思うのは、自分の考えであって、それが本当に現実として正しいかどうかはわかりませんし、違うことがほとんどです。
企業の幹部研修でよくこういう質問をします。「あなたの能力のフルパワーを100とします。現在のあなたは仕事で、その能力の何%ぐらいを発揮していますか」。
すると、たいてい70%とか、80%とかいう答えが返ってきて、びっくりします。人間は、自分の能力の2割も使っていません。ですから「自分はよくやっている」という思考と現実は違うことになります。
「自分はこれが苦手だ」もそうです。自分が思っている「苦手だ」は、本当にそうなのでしょうか? 「自分は消極的だ」もそうです。生れたときから引っ込み思案の人はいません。
「あの人はこんな人だ」もそうです。たまたまその人と接したときに、自分がそうとらえてしまって、自分がそう思っている思考であって、現実には、そうではないかもしれません。
そして、お気づきのように、すべて表現が抽象的なのです。具体性がありません。だから、どんどん、どんどん、そう「思い込む自分を創っていきます」。この思い込みのことを、
イラショナル・ビリーフ(非合理的信念)
と言います。不安な自分や、決めたことを実行しない自分、立てた目標を達成しない自分、周りに文句を言っている自分・・・。これらは、すべて自分のイラショナル・ビリーフから発生していて、すべて自分が原因となり、周りの状況を作り出しています。なのに、周りの状況に不平不満をいい、不安を感じます。
生きていて一番厄介なのは、このイラショナル・ビリーフなのです。
抽象的な表現は、このイラショナル・ビリーフを積み重ね、自分をだめにしていきます。では、どうすればいいのか・・・。 つづく
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