エウロパ その1

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 今日は沖縄戦が終わった日だそうです。前回の沖縄復帰の日も併せて、NHKが大々的に報道しています。沖縄という問題を切り離して話をさせてください。では、なぜ、4月28日のサンフランシスコ講和条約発効、つまり、日本が独立復帰した日を報道しなかったのか! こういうのを、日本語で片手落ちといいます。

 さて、話は変わります。あらかじめお断りしておきますが、国家財政という点においては、私は消費税論者です。でも、今、消費税を上げてはいけない。あのアホな民主党のマニュフェストとか、政争と消費税問題を一緒にしてほしくない。なぜ、自民党はこの時点で消費税増税に賛成するのか。それも、社会保障と税の一体化などという愚かな考え方も受け入れている。じゃあ、社会保障がどんどん足らなくなったら、どんどん消費税を上げるのか??? もう、政治がみていられません。自民党は、こんなにもおかしくなりました。

 さて、では、今日は、別の観点からこの消費税がいかに愚かかを解説します。ちょうど、今日の産経新聞の朝刊に、よい記事が載っていたので、私の知識と併せて。何回かに分けます。
 ヨーロッパがなぜ、ギリシャやボルトガルやスペインという財政悪化国をユーロに組み込まなければならなかったか。それは、米英とドイツの戦い、つまり、アングロサクソンとゲルマンの戦いなのです。

 ユーロの語源は、ギリシャ神話のエウロパ(ラテン語でEuropa、フェニキア=現在のレバノンあたりの女王の名前)ということが、今日の産経新聞の朝刊に載っていました。

 ギリシャ神話の最高神ゼウスは、とても女たらしでした。いつも妻のヘラが嫉妬します。あるとき、ゼウスはエウロパを見初め、白い雄牛に変身して、エウロパを誘拐しクレタ島に連れ去りました。クレタ島につくまでに、ゼウスはドナウ川以北を駆け回りました。だから、エウロパ(Europa)の名前からヨーロッパという名称が生まれています。

 つまり、ユーロというヨーロッパの通貨は、ギリシャ文明との同一性をうたう欧州大陸の象徴なのです。もともと、ドイツとかフランスとかイギリスなどは歴史が深くありません。これは、塩野七海さんの「ローマ人の物語」を読めばわかります。人間というのは、どうしても、自分の立ち位置が欲しいために、自国の歴史に自分たちの正当性を求めますが、イギリスやドイツやフランスは、それをギリシャやローマに求めざるを得ないのです。

 まあ、アメリカは歴史のないくやしさからやたらパワーを振り回しますが。支那は、歴史が消滅していますから、ちょっとしたことで大騒ぎし、自分たちを正当化しようとします。朝鮮にいたっては、建国の正当性がないので、目が当てられません。

 話を戻します。ここで、ドイツが登場します。つづく。

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このページは、宝徳 健が2012年6月23日 12:01に書いたブログ記事です。

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