自分取扱説明書(旧 不安との付き合い方)

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 6月9日から「不安との付き合い方」を書いていませんでした。すみません。少し振り返りながら。
 私だけかもしれませんが、「よし、これやろう」と思って、たとえば「手帳に書き込んだ」とします。

 でも、いざ、やるとなると、あれこれ理由をつけて「まあ、明日でもいいかな」と思ってしまいます。そのたびに「自分は弱いなあ」と自己嫌悪。

 成長・成功することを知っていながら、自分をダメな方においてしまいます。

 さて、この「自分は弱いなあ」というのは、自分の「思考」であって「現実」ではないということはすでに述べました。 また、表現が抽象できです。これでは、いつまで立っても「自分は弱いなあ」と発言しながら、いつまでもやらない自分を肯定し、いつまでも抽象的な表現をし、思考≠現実を、「実は心の中で楽しみながら」自己弁護しています。

 心配性の人もそうです。「私はこうなの」「一度体験したけれど、私はあれは嫌いなの」「これはこうすべきなの」「これはこうしなければいけないの」「どんなよい話を聞いても、私は、こうなんだから仕方がないの」等々と考え、むしろ「心配していないと不安になるので、心配している自分を実は肯定して安堵している」のが心配性の人です。

 とにかく、人間は、人のことはよく見ています。人の批判非難はよくします。でも、自分をコントロールできません。人のことは批判するくせに、コントロールできない自分を肯定します。

 ですから、自分が成長しようと思ったら、「自分取扱説明書」を作る必要があります。さあ、これから、一緒に自分取扱説明書を作ってみましょう。

 でも、イラショナル・ビリーフ(非合理的信念)の強い人は、こういう話をすると最初は「そうだそうだ」と言いますが、いざ、自分にとって不都合なことが出てくると「そうはいっても、私は・・・」と考え、自分取扱説明書を作りません。 いつまでもそれでいいのなら構いませんが、自分を成長させるかどうかを決めるのは自分です。「そうはいっても・・・」と思う人は、成長させない自分に対する責任をとってください。でも、少なくとも、逃げる人は、「他人の批判・非難」をする権利はありません。

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このページは、宝徳 健が2012年7月 2日 04:16に書いたブログ記事です。

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