とても悪い状態

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 明朝もブログを書く時間がないとので、今、書きます。

 今、とても悪い状態です。生き方が。
 人への「信」がなくなっています。

 仕事が増えてきて、自分で「うん、なかなかよかったな」と小さな満足をしてしまうことが多々あります。小さな満足は失望を産みます。「満足は失望の始まり」です。安心感は絶望を産みます。「安心は絶望の始まり」。

 そして、「明日でいいや」などと考えて、人に対する「信」を考えていません。ちょっと休憩などと考えて予定時間よりも長く休みます。人に対する裏切り行為です。


海軍に「五省(ごせい)」と呼ばれるものがあります。

一、至誠(しせい)に悖(もと)る勿かりしか   (真心に反することはなかったか)

一、言行に恥づる勿かりしか   (言葉と行ないに恥ずかしいところはなかったか)

一、気力に欠くる勿かりしか   (気力に欠いてはいなかったか)

一、努力に憾(うら)み勿かりしか   (努力不足ではなかったか)

一、不精に亘(わた)る勿かりしか   (不精になってはいなかったか)


 論語にもあります。

曽子曰く、吾、日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか。朋友と交わりて信ならざるか。習はざるを伝しか。

 東井義雄先生の講演録を本にした「バカにはなるまい」といいうものがあります。

 どれもみても、今の私は大馬鹿です。人には「仕事を『見るな』、人を『観ろ』」と言っているのに自分がまったくできていない。

 今の日本では、かつての軍人は侵略者だったなどと恐ろしいことを言う人がいますが、この五省を読んでそれをいえるはずがありません。私の書棚に「海軍兵学校」「陸軍士官学校」の本があります。かつての両校のカリキュラムも載っています。訓練の半分が「慎独」です。徹底的に止揚(アウフヘーベン)の能力を鍛えないと、いざ戦場では、部下が突撃命令に従わないかもしれないのです。それどころか、くだらない人間性の上官だと、後ろから撃たれる恐れもあります。 偉いものです・・・。それに比べて私は・・・。

 大馬鹿です。キャパが小さすぎる。「できない」のではない。「やらない」のです。馬鹿です。

ここにいる 一人の馬鹿が 馬鹿をする 常にわが身を 三省せずに

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このページは、宝徳 健が2012年8月19日 21:35に書いたブログ記事です。

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