天が私に教えようとしたこと

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 朝7時から別の中小企業診断士の方の事務所で打ち合わせがありました。9時前に終わって、事務所に戻る前に、「あっ、そうだ、1件振込みをしなきゃ」と思い、事務所の近くの信用金庫に行きました。十三信用金庫梅田支店です。
 現金で振込みをしたら、ATMの中で紙幣が詰まってしまい、ATMが動かなくなってしまいました。今、ちょっと仕事が立て込んでいるので、早く事務所に帰りたい私は、少しイラッとしました。以前の私なら、文句を言っていることろです。「時間がないので早く処理してください」とは言いましたが。
 
 最近、こういうときには、白隠禅師の「腹が立っても怒らない」を思い出すようにしています。今回もそれを思い出しながら「天は自分に何を言おうとしているのだろうか」と考えました。すると、スッと腹立たしい気持ちが消えました。

 十三信用金庫梅田支店の対応は素晴らしいものでした。支店長も支店次長も窓口の女性も、中の女性もみんな謝りに来ます。「もういいですよ。待っていますから」と答えました。その後、何度も「あと何分ぐらいで回復します」と言いに来てくれます。

 置いてある雑誌を何気に見ていると「しんきんライフ」「楽しいわが家」「しんきん経営情報」という顧客向け冊子(持ち帰り可)がありました。「これいただいていいですか?」と聞くと、窓口の女性が「どうぞお持ち帰りください」と正しい日本語で答えてくれました。

 この三冊の内容が素晴らしい。特に「しんきんライフ」は伊勢神宮特集です。うれしくてうれしくて。

 15分ほどたち、もう一度ATMから振り込みました。その時の対応も素敵です。

 振り込み終わるとお詫びにとタオルとウエットティッシュをくれました。

 手の空いている人総出でお見送り(笑)。

 私、ここで口座を作ります。

 怒っていたら、こんな人間のつながりや本との出会いを得ることはありませんでした。天が私に教えようとしたことを知りました。

常々に 周りに起こる ことがらは ほんの少しの 自分の在り方

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このページは、宝徳 健が2012年8月24日 09:37に書いたブログ記事です。

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