結果主義とは

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 「日本人として知っておきたい外交の授業 中西輝政著 PHP」を読み返しました。
 私はよほど気に入った本でないと繰り返し読むことはしません。

 この本は気に入ったという私のわがままを述べるレベルではありません。すごい・・・。

 さすが中西先生。中西先生の集大成の本かも。紹介したい箇所ばかりですが、今日はひとつだけ。

 「(結果主義が大切だというテーマのところで)結果を出すためには心を磨いて一つに束ねるしかない」

 参りました。企業経営をしていると、たとえば社員に仕事の仕方を求めるとき「結果主義」か「プロセス主義」かで意見が分かれることがあります。社員はどちらにしても甘えの傾向が出ます。「プロセス重視なのだから結果は二の次だろう」「結果主義なんだからプロセスはどうでもいいんだろう」と。

 この本を読みながら、「結果主義」の言葉が出てきたとき、「中西先生は、どう表現されるのだろう」と思いました。見事に、打ち負かされてしまいました(笑)。まさに、これがアウフヘーベンです。

 中西先生とはお会いしたことはありません(息子はありますが)。でも、この本を読んでいると、目の前で中西先生が講義をされている錯覚に陥ります。中西先生は、昭和二十二年生まれです。私よりも十一歳年長でいらっしゃいます。私は、十一年後に、中西先生にどれだけ近づけるのだろうか?

 日本を退化させないためにも、日々精進します。

考えを 超える答へに 触れたとき 心地よい風 心にそよぐ

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このページは、宝徳 健が2012年9月 6日 19:54に書いたブログ記事です。

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