このシリーズは右のカテゴリー「どの本よりわかりやすい源氏物語」に格納されています。
今日から、夕顔です。
まずは、いきさつから。、幼くして母を失い、その幻を追うあまりに、父である帝が寵愛する藤壺に思いを寄せている光源氏です。正妻の葵とは打ち解けることが出来ず、雨夜の品定めで言えば中の品に近い空蝉に近づいたけれど、振られてしまいました。
今日覚えていただく登場人物は「六条の御息所(みやすどころ)」です。なんと、前皇太子の未亡人です。
今日から、夕顔です。
まずは、いきさつから。、幼くして母を失い、その幻を追うあまりに、父である帝が寵愛する藤壺に思いを寄せている光源氏です。正妻の葵とは打ち解けることが出来ず、雨夜の品定めで言えば中の品に近い空蝉に近づいたけれど、振られてしまいました。
今日覚えていただく登場人物は「六条の御息所(みやすどころ)」です。なんと、前皇太子の未亡人です。
それでも、一人の女性に恋い焦がれる光源氏ではありません。今は、前皇太子の未亡人「六条の御息所(みやすどころ)」と恋仲になっています。でも、六条の御息所は年上の上、気位が高いことから恋人としての安らぎを得ることが出来ません。光源氏は甘えん坊ですね。
さて、光源氏がある日、六条の御息所のもとに通う時のことです。宮中から六条へいく途中、重病になった乳母の尼を見舞おうと五条の辺りに立ち寄りました。
光源氏は、乳母の尼の家の隣に、夕顔が美しく咲いているのに心がひかれます。供の者に、その夕顔をとってくるように言いつけると、その隣の家の若い女性が、扇の上に乗せて夕顔をくれるではありませんか。その扇には、香がたきしめてあって、ますます心配りを感じます。
心あてに それかとぞ見る 白露の 光そへたる 夕顔の花
と女性が詠みます。「白露の光を添えた夕顔の花にもまごうお姿は、光源氏の君ではないのですか」という意味です。
そう、今日から「夕顔」の章に入ります。
さてさて、光源氏はどうするでしょうか。 つづく
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