蕎麦 その7

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 福井県に今庄ということろがあります。
 な~んにもないところです。昔、北國街道の難所であり、鉄道が通ってからは、難所を乗り越えるために、電車が一時準備をするところでもありました。難所がゆえに、人もそこでいろいろと準備をしたりします。そのときに、人々をいやしたのが、今庄蕎麦です。

 息子が小さい時に、よく息子と鈍行列車の旅に行きました。親戚のおじさんから「今庄の蕎麦がおいしい」と聞かされていた息子は、「お父さん、今庄に行きたい」と言いました。

 この鈍行列車の旅は、息子に時刻表読むこととと本当の旅とを経験してもらいたいため、小さい頃から教えていたことでした。1万円を息子に渡して、「〇〇が切符を買うのも、食事代を払うのも、この1万円ですべてやるんだよ。お金が足りなくなったら、二人で歩いて帰って来るからね。お父さんはお金をもっていかないからね。お金が余ったらお小遣いにしていいからね」と言って出発します。それはそれは楽しい二人の旅でした。電車の中でいろいろな話をします。

 ITが発達して、時刻表を読める人が少なくなりました。日本の文化ともいえる時刻表を破壊しています。デジタルが発達するとアナログ力が低下します。

 大阪駅から新快速で、まずは木ノ本までいきました。ここで乗り換え時間がかなりあったため、探検をしました。そして、今庄。駅前に数件の蕎麦屋があります。蕎麦だけではなく、鮎の塩焼きなど、あてもたくさんあります。もちろん、蕎麦につきもののおいしい日本酒も。

 おいしかったな~。帰りの電車が来るまでに1時間以上ありますので、お酒(もちろん私だけ)とそばと料理を堪能します。安い。

 福井県の蕎麦は、なんといっても「おろしそば」です。辛み大根とお蕎麦・・・。あ~、もうたまりません。今すぐにでも食べたい。旅の思い出とおいしい思い出です。

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時刻表を 調べながらの 蕎麦の旅 息子と二人の 至極の思ひ出

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このページは、宝徳 健が2012年10月14日 03:43に書いたブログ記事です。

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