このシリーズは「どの本よりわかりやすい源氏物語」に格納されています。
今日から、新しい章に入ります。末摘花はかわいそうでしたね。
「紅葉賀(もみじのが)」という章にはいります。この章は、面白いというか罪深いというか・・・。
今日から、新しい章に入ります。末摘花はかわいそうでしたね。
「紅葉賀(もみじのが)」という章にはいります。この章は、面白いというか罪深いというか・・・。
帝が朱雀院に行幸(天皇がおでかけになること)することになりました。一緒に連れて行かれない女御たちのために、帝は宴会を開きます。とくに藤壺のために開いたと言っても過言ではないでしょう。
その宴会で、光源氏は舞います。その美しさと言ったら筆舌に尽くしがたいものがありました。宮中の女性は、みんな魅入ってしまいます。藤壺は、光源氏との間に何もなければ、どれほど、この美しい舞を楽しめるのかと思ったりします。
帝が行幸されている間、藤壺は、里に帰りました。お産のためでもあります。なんとか会える機会をうかがっている光源氏です。
正妻の葵がいる左大臣家には、あまり光源氏は行きません。左大臣は、なんとか自分の屋敷に来てもらいたいので、光源氏にはとてもよくします。でも、葵は、四つも年上の上に、紫を二条の院に迎えたことを面白く思っていません。葵と話が出来たら、紫はまだ子供だということもできるのですが。そのことが光源氏の足をさらに遠のけます。
年の暮れになっても、藤壺にお産の気配がありません。でも、二月半ばに、玉のような御子が生まれました。光源氏の子です。つづく。
その宴会で、光源氏は舞います。その美しさと言ったら筆舌に尽くしがたいものがありました。宮中の女性は、みんな魅入ってしまいます。藤壺は、光源氏との間に何もなければ、どれほど、この美しい舞を楽しめるのかと思ったりします。
帝が行幸されている間、藤壺は、里に帰りました。お産のためでもあります。なんとか会える機会をうかがっている光源氏です。
正妻の葵がいる左大臣家には、あまり光源氏は行きません。左大臣は、なんとか自分の屋敷に来てもらいたいので、光源氏にはとてもよくします。でも、葵は、四つも年上の上に、紫を二条の院に迎えたことを面白く思っていません。葵と話が出来たら、紫はまだ子供だということもできるのですが。そのことが光源氏の足をさらに遠のけます。
年の暮れになっても、藤壺にお産の気配がありません。でも、二月半ばに、玉のような御子が生まれました。光源氏の子です。つづく。
コメントする