姓がない理由

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 小さい頃、天皇・皇后両陛下に姓がないのは何故だろうとずっと思っていました。

 支那や朝鮮の歴史を学んでいるとそのことがはっきりとわかります。
 韓は劉家です。周は姫家です。唐は李家で、明は朱家です。朝鮮も李氏朝鮮などがあります。つまり、ある家の冠がついて、家が国家を独占しています。国家の物はすべてその家のものです。

 支那や朝鮮では、皇后にも家があります。これを外戚といいます。漢は呂家です。李氏朝鮮の外戚は閔(みん)家です。この外戚が常に政治を乱します。外戚が権力を握ろうとして。

 日本では、皇室は男系継承です。最初から苗字はありません。つまり、国家を自分たち一族の私有物にはしないという強い意志です。皇室に嫁いだら女性も苗字が亡くなります。日本では外戚をつくりませんでした。正田家が外戚にはならないのです。賢明な日本人は、常に「公」を優先し、「私」を排除しました。

 皇室にとって、国家そのものが存在理由となっています。

 こういう歴史を創ったのは日本だけです。だから、世界で唯一歴史が継続・連続しました。世界最古の国となりました。海外の文化を受け入れられる風土ができました。宗教がなくとも成り立つ国家になりました。

 2672年間も国家を継続させたこの国体を日本人はもっと学びましょう。そして大切にしましょう。

公を 見つめ私 目をそむけ 国家のために 生きる家あり

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このページは、宝徳 健が2012年10月23日 03:06に書いたブログ記事です。

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