金盞香し

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 明日までが、七十二候(しちじゅうにこう) 末候です。二十四節季(にじゅうしせっき)が初候、次候、末候の三つに分かれて七十二候です。かつての日本人には五日にひとつ季節がありました。

 樋口一葉が「たけくらべ」で以下のように書いています・

 或る霜の朝水仙の作り花を行使問の外よりさし入れ置きし者の有りけり
 白い六枚の花弁の真ん中に、黄色い冠のような副花冠(ふくかかん)を水仙は持ちます。その花の様子をたとえて 金盞銀台(きんせんぎんだい)とも言います。開花時期は十一月~三月です。上品な香りと、清楚なたたずまいから正月のための生け花にも用いられます。

 住んだことはないのですが、私の本籍地は福井県丹生郡越前町玉川です。三度ほど行ったことがあります。越前町は水仙が観光名物です。一月には水仙祭りもやるそうな。
越前海岸 水仙畑

  日本は美しいですね。

暖かい 夏に根を張り 冬に咲く 金盞香りに 寒さ忘るる

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このページは、宝徳 健が2012年11月20日 02:59に書いたブログ記事です。

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