メディアと官僚と政治家に騙されない経済学

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 断っておきますが、今のままの財政状態でよいとは私は思っていません。それを解消するためには、今の、官僚のやり方やメディアを代表する「財政破綻論」や民主党をはじめとする不勉強思い込み政治家が発する財政規律という言葉だけでは、無理だということです。日本経済は破綻からはるか遠くにいるという「事実」をきちんと知ったうえで、対策を講じないといけません。頭痛の患者に腹痛の薬を与えてはいけません。

 昨日申し上げましたが、世界で一番日本のことが嫌いな国がアメリカです。世界で一番日本のことがきらいなメディアはニューヨーク・タイムズです。これでもか、と日本を破壊するための攻撃をします。そして、ニューヨーク・タイムズにお先を担いで、かつて日本が大嫌いだったのがノーベル経済学賞受賞者のクルーグマン教授です。

 そのクルーグマンが現状の日本は財政破綻を理由に増税すべきではないと述べています。日本が世界一お金持ちの国だからです。えっ? ではなぜこんなに景気が良くないのかって? 追々説明します。

 さて経済学講座。

☆対外純資産
 日本が国内の余剰資金を外国に投資しているお金と外国(国も企業等も)が日本に投資しているお金の差

☆①所得収支
 海外への投資が生み出す配当金や利息の受け取り

☆②貿易収支
 輸出と輸入の差

☆③経常移転収支
 対価の伴わない開発途上国への経済援助や国際機関への拠出金など

☆④サービス収支
 海外旅行をしたり、その先でする買い物や食事に使われたお金

☆経常収支:①~④の合計

 覚えなくていいですよ。何度も説明しますから。経済学を学ぶときは、言葉を覚えるのではなく、ヒト・モノ・カネが循環する構図を右脳でイメージしてください。そうするととても楽しくなります。

 国民がコツコツと働きました。日本の経常収支は毎年黒字でした。累積された経常収支が世界一の対外純資産としてつみあがりました。支那が驚異的な高度経済成長を二十年以上続けていますが、それでも、日本の対外純資産の半分以下です。

 すごいでしょう? なのに、スカイツリーは世界一とメディアは騒ぎますが、対外純資産がこんなにも長きにわたってダントツで世界一ということを報道しません。なぜだろう?

 では、債券格付け会社が日本の国債のランクを引き下げているのはなぜか??? 私にはわかりません??? これが外交戦略なのでしょう。 日本が必要もないのに不況の中消費税を上げると、そのお金がどこに行くか。欧米です。金融危機に苦しむ欧州と財政難に悩むアメリカは日本のお金がほしくてたまりません。だから、必要もないのに政治の舞台で「日本の財政はあぶない」とのたまい、日本のおバカな政治家が騙され、国民が騙され、官業が跳梁跋扈します。

 世界中が日本のお金を虎視眈々と狙っています。どういうこと? まあ焦らないで。 

 どうです? 面白いでしょ?


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このページは、宝徳 健が2012年11月25日 04:37に書いたブログ記事です。

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