やはりうまい!

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 高等学校の生徒だったころ、つらいつらい部活の練習が終わった後、家に帰るまでの楽しみがありました。
 お小遣いをもらったばかり時は、たま~に、ひとりで角うち(かくうち)です。これって北九州地方の呼び方だったんですね。知らなかった。昔の酒屋さんは、その場でお酒が飲めました。カウンターがあって、そこで日本酒をサバの缶詰をつまみに呑んでいました。うまかったな~。時々先生が入ってきます。「宝徳、おまえ、なんばしよおとか?」「はい、のどが渇いたけん、ジュースば飲みよります」「ふ~ん、そのジュースば飲んだら、はよ帰りやいよ」。

 もうバレバレですが、昔はおおらかだった。今だったら、親が呼び出されて停学ですね。こんなもので停学にしていたら、私たちの時代には、学校に出て来る生徒はいなくなります。

 お金がないときは、母校の校門を出て右に行って、一つ目の細い道を右に曲がると左手にある店。そう、福高生なら知らない人がいない、「森菓子」です。

 体育会の連中は、練習が終わったら、そこでパンとかカップ麺とかジュースとか飲んでいました。優しいおばちゃんが二人でやっていました。ネットで調べたらありました。すっげ~、まだあるんだ~。お世話になったなあ。


 もうほんの少しお金がある時は、大福うどんか因幡うどんです。てんかす、ねぎ入れ放題。すうどんを頼んで、思いっきりふたつを入れます。ほんのもう少しもう少しお金がある時は、丸天を入れます。

 ♪おいしい~、おいしい~♪

 そしてそしてそして、もうほんの少し、もうほんの少しお金がある時は、それに「かしわめしのおにぎり」を付けます。♪おいしい~、おいしい~♪

 丸天うどんを知らない???教えてあげましょう。私の愛する丸天うどんを。


 これにねぎをたっぷりかけて食べるのです!!!

 昨日、大阪→博多→広島→大阪 を日帰りで・・・。ゆっくり行きたかった。博多でちょうど時分時です。何を食べようかな~、と考えたのは一瞬だけです。「デイトス(博多駅商店街)にまだ因幡うどんはあるとかいな?」と思い、探しました。すぐに見つかりました。

 「丸天うどんにかしわめし」と頼んで、すぐに訂正です。はっはっは~、いくら金欠病とは言っても、今は大人。高校生の時よりもお金はあります(当たり前)。「おばちゃん、ちょっとまっちゃりい。肉うどんに丸天ばトッピングしちゃりい」と注文しなおしました。おばちゃんいわく「よかよ~」。私は、高校時代味わったことがない「丸天肉うどん」を食べたのです。あ~~~~~。うまかっちゃ~~~~~ん。かしわめしのおにぎりも、うまかっちゃ~~~~~~ん。

 しあわせっちゃ~~~~~ん。さぬきうどんも、うまかばってん、やっぱ、博多のうどんは、たまらんめえが。いわせんめえが。

 この味、強すぎないがしっかりしているコシ、ねぎとダシが醸し出す絶妙のハーモニー。

 それから広島に向かいました。終わり。

博多にて うどん喰らいて 思ひ出す 高校時代の 淡ひ思ひ出

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このページは、宝徳 健が2012年11月27日 14:43に書いたブログ記事です。

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