メディアと官僚と政治家に騙されない経済学

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 「2013年 大転換する世界 逆襲する世界 三橋貴明著 徳間書店」を読みました。いいですね~。ふたつだけ言います。経済学初心者の方が読んだら少し難しいかも。同じ三橋さんの「いつまでも経済がわからない日本人」「サムスン栄えて韓国滅ぶ」から読むといいかもしれません。

 私は、アナリストでも経済評論家でもないので、三橋さんのような詳しい分析はしていません。この人すごいですね。すべて実数値を分析して書いています。でも、もうひとつ。三橋さんは、おそらく古事記を読んでいません。残念です。三橋さんが古事記を読んで経済学の本を書くと最高の著作になるでしょう。

 内容は最高ですから、マクロ経済学を学びたい人、メディアと官僚と政治家に騙されたくない人はぜひ、読んでください。

 三橋さんほど詳しくデータ紹介はできませんが、私もこのシリーズを続けます。中小零細企業を守るために。
 「子や孫の世代に借金を残す気か」と言う人がいます。今が、インフレ期ならその議論もありかもしれません。では、聴きます。あなたが国債を買う時に「子や孫の世代に借金を付け回してしまうなあ」と思いながら買う人はいますか?????

 いませんよね? 将来利息が付くから買います。それだけです。繰り返しますが、日本の場合、政府の借金(国の借金ではない)は、国民の資産です。

 「でも、その政府の借金が増え続ければ、政府がその借金を返せなくなるかもしれないじゃないか」と言う人もいます。 家計の借金と政府の借金の違いを理解していない人です。

 私たち個人には寿命があります。借金をしたらいつか完済する必要があります。借金が相続されたら、相続人が借金を支払います。では、質問。国に寿命がありますか?

 日本国が国防力を持たず、外国に貸している借金を外国が棒引きにしたいから、結託して日本を消滅にかかるとか、3年前のように、不勉強で愚かな国民が社会主義暴力左翼政党民主党に政権をゆだねたりしなければ大丈夫です。

 日本がなくならないのであれば、そして、今のような「政府の借金状態」であれば、極端な話、完済の期間なんてありません。日本が海外の国からお金を借りまくって、投資家から日本国債に対する需要がなくなるなど、日本政府の国債の借り換えができかくなったときや利払いが出来なくなったとき以外は、今の状態では、日本国債のデフォルトはありえないのです。

 えっ?その証拠はって? 日本の国債金利です。財政が破たん寸前の国債の金利が、なぜあんなに低いのですか? この金利の低さこそ、世界中から安心だとみられている証拠です。

 じゃあ、日本国債の最大の保有者である金融機関が買わなくなったらどうなるか・・・。という質問もありますね。 つづく。

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このページは、宝徳 健が2012年12月 3日 20:23に書いたブログ記事です。

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