メディアと官僚と政治家に騙されない経済学

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 繰り返しますが、日本に「国の借金」はほとんどありません。あるのは政府の借金です。それを国民の預金で補っています。日本の国債は国内の資金で92%まかなわれています。
 メディアは、外国資本が日本の国債の価格をコントロールし始めるとか、ファンドがかき乱すとか騒いでいますが、この事実を知っていればそれがいかに愚かが議論かがわかります。たって8%でこの膨大な日本国債全体をコントロールできるわけがありません。

 この92%の比率が下がったら危ないのは事実です。そんな可能性はあるのか。

 日本国民が一斉に預金を銀行から引きあげてタンス預金にしますか? 外貨預金をしますか?一斉にですよ。日本国民全体がそういうアクションを起こすことは考えられませんよね? だって、昨日申し上げたように、預金残高が増えているんですもの。すごい金額で。それも、不況だ不況だといわれ、メディアが日本経済はもうすぐ破綻すると言っているこの失われた二十年という期間にも(もっともこの名称もメディアがつけた)。

 まあ、民主党政権があと五年続いたらあり得るかもしれませんね。

 「こんなに膨大な借金があるのだから、日本の国債の金利が1%あがったら、国は利払いに支障をきたすのではないか」という質問もありますし、メディアもそのことを取り上げます。どんな頭の構造になっているか見たい気がします。 つづく。

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このページは、宝徳 健が2012年12月 6日 23:49に書いたブログ記事です。

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