メディアと官僚と政治家に騙されない経済学

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 どこまで書きましたっけ?

 えーっと、

 「こんなに膨大な借金があるのだから、日本の国債の金利が1%あがったら、国は利払いに支障をきたすのではないか」という質問もありますし、メディアもそのことを取り上げます。どんな頭の構造になっているか見たい気がします。 つづく。

 まででした。

 政府が固定金利1%で発行した十年もの国債があるとしましょう。政府は、将来にわたってずっと1%の金利を払えばいいのです。


 仮に日本の国債の信用が低くなり、「債券市場(発行しているのではなく債権が取引されている市場)」において、日本の国債が10%で取引されたとします。

 市場は10%ですが、政府は1%を払えばいいのです。つまり、市場の動きに合わせたら10%払わなくてはならないところを1%払えば済むということです。だから、日本の国債金利が高騰すると政府は利払いができなくなるというメディアの論調は、まったくもって「嘘」ということになります。なぜ、このように明らかな嘘をつくのだろうか????

 これまでの国債の金利は変わりません。金利がかわるのは新規に発行する国債の話です。すでに発行されている国際で影響を受けるのは変動金利の国債だけです。

 えっ?「そうらみろ、変動金利の国債が利払いに影響するじゃないか」ですって?ふ~、、、 つづく

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このページは、宝徳 健が2012年12月14日 05:51に書いたブログ記事です。

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