メディアと官僚と政治家とアメリカに騙されない経済学

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 それにしても、日本と言う国は優しい国ですね。ボーイング787という欠陥飛行機が人命にも関わる不備を露呈させても、文句のひとつも言いません。これが逆なら大変なことです。トヨタをはじめ、日本の企業がアメリカの嘘の情報を基にした、カツアゲにも等しいタカリで、いくらお金をむしり取られたかわかりません。

 東北地方・太平洋沖地震の時もそうです。福島第一原発はアメリカのGE製です。あまりにも欠陥が多いので東電の技術者は改良に改良を重ねました。それでも欠陥品だったので事故につながりました。日本製の原発はびくともしていません。日本は、GEの責任にしませんでした。トモダチ作戦なんかに騙されてはいけません。

 さて、そんなアメリカの経済構造を少しずつ裸にしていきましょう。あの国は、資本主義ではありません。金融主義です。自由主義ではありません。カツアゲ主義です。法治国家ではありません。人治国家です。支那とよく似ています。

 善良なアメリカ人がかわいそうです。アメリカン・ドリームというのはもうずっと過去のことで、今は、格差が拡大している社会です。
 そんなアメリカの金融主義が終焉を迎えようとしてます。アメリカはどうしてくるのか・・・。

 もうお金を刷ってばらまく政策は限界です。日本はまだ大丈夫です。

 お金を膨大に刷ってお金をペーパーマネーにしてしまうと、バブル崩壊後に、対策の打ちようがない追い詰められた状態になります。経済収縮がものすごいスピードで進むjからです。

 今のアメリカ経済は、何とか株価を上昇させるためにこのペーパーマネーを強烈に供給しています。欧州もそうです。この過剰流動性によって作り出された虚構の株価がはじけた瞬間に強烈な巻き返しが来ます。

 みなさんは、金本位制とかニクソンショックという言葉をご存知ですか? かつてドルは金本位制でした。つまりドルをアメリカに持って行くと金と交換できたのです。昭和四十六年(1971年)、アメリカ大統領ニクソンは、この金本位制を放棄して変動相場制へと移行しました。これがニクソンショックです。急に発表したものだから世界は大騒ぎです。当時の財務次官はボルカーです。

 ボルカーは1979年~87年にFRB議長となりました。2009年~11年にオバマ政権の経済再生諮問会議議長となりました。

 この人が実施しようとしているのがボルカー・ルールです。つづく。

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このページは、宝徳 健が2013年1月22日 11:00に書いたブログ記事です。

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