どの本よりわかりやすい源氏物語 超初級篇

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 このブログの検索方法ですが、Fire Foxをダウンロードして、右上の「検索」にキーワードを入れていただいたらできますよ、と申し上げましたが、出来ない方が多数いらっしゃるようです。おかしいなあ。私が持っている数台のパソコンはすべてできますし、アイパッドもできます。社員のパソコンもできます。私のITリテラシーではちょっと理解することができません。誰か教えてください。

 玉鬘の続きです。源氏が愛した女性夕顔。その夕顔の子が玉鬘です。乳母につき従い、大宰府に行っていた玉鬘ですが、その目を奪うような美しさに、地方の豪族が手を伸ばしました。
 その豪族の力があまりにも強いことから、玉鬘の周りは求婚を断りきれません。玉鬘に危機が迫ります。乳母は息子と謀り、玉鬘を連れて夜陰にひそかに、海路、筑紫を逃れました。

 追っ手を恐れる不安な浪枕を重ね、一行はようやく都に辿りつきました。でも、都のうちに頼るべく身寄りもありません。

 ひとまず九条の知人の家に身を寄せました。

 着いて四日目に、玉鬘一行は参詣に出かけました。なんという偶然でしょう。そこに光源氏の命を受けて、玉鬘の行方を捜していた光源氏の部下と遭遇しました。その部下は、昔、夕顔に仕えていましたが、夕顔の死の後、光源氏のもとに移って、今日に及んでいます。

 部下と乳母は十七年ぶりの再会を果たし、手を取り合って喜びました。

 光源氏のもとに帰った部下は、つぶさに光源氏に事の次第を報告しました。光源氏はこれは夢かと喜び、玉鬘を招き、一軒を与えました。そして、玉鬘の後見人となりました。 つづく

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このページは、宝徳 健が2013年1月26日 04:16に書いたブログ記事です。

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