兵は國の大事 その2(二月十二日の日誌)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 この日誌は右のカテゴリー「ひよこクラブ」に格納されています。

 昨日の続きです。

 孫子は、戦争を始めるにあたって整えなければならない準備についていろいろと説いています。まず統治の基本として、五つの要件を満たしていることを要求しています。これは企業経営、企業の幹部にとっても大切な考え方です。
 まずは、道です。國(企業)と國民(社員)が同じ気持ちで戦いや競争に参加しているかです。そのための基本方針を持っているかどうかが第一です。日清・日露の時に我が國政府はこれを持っていました。大東亜戦争は、共産主義にかき乱され、また陸海軍の軋轢、政府と軍部の意識の乖離などがありこの「道(人の和)」が出来ていませんでした。

 次は「天」です。これはタイミングです。「天の時」を呼びこまないと戦いには勝てません。次に「地」です。環境的条件です。「地の利」ですね。ここまでが「天の時」「地の利」「人の和」となります。この三つが揃わないうちは、戦争をするなと孫子は言います。

 四番目は「将」です。優秀な指導者がいるかどうか。官僚的な試験で軍人になった昭和の軍隊は、真に優れた指導者が軍トップに行くことがありませんでした。知識が多いだけの人間が陸軍参謀本部、海軍軍令部に行きました。作戦を誤るわけです。企業でもそうですね。営業成績が抜群なぐらいで、その人間を幹部に採用すると、とんでもないことになります。上に立つ人間に求められるのは器量です。

 最後は「法」です。組織、制度、運営です。これも大東亜戦争当時はこれにも欠陥がありました。今、企業再生のお仕事をたくさんいただいています。長い間経営を続けてきた企業が何かしらの原因で、「現在」傷んでいるのが再生が必要な企業です。何が一番傷んでいるかというと「組織ビジネスモデル」です。この「法」が傷んでいます。だから何をやってもうまく行かなくなっています。

 企業には「過去」「現在」「未来」が一気通貫で存在します。その中でたまたま現在苦しい企業を批判・非難する気持ちはこれっぽっちもありません。

 でも、収益の早期回復を願って、身の丈に応じない新しいことをする経営者がたくさんいることも事実です。この「法」を整えないで。陰の時期には、陰に徹することが大切です(易経)。

 わが社のテーマは「中小零細企業の持続と永続」です。経営者の皆様とこの「法」を整え、将を養い、天地人を創造し、このテーマを果たしていきます。

 孫子の兵法を最初読んだときは何のことかまったくわかりませんでした。今は、少しですがわかるようになりました。少しは成長したかな(笑)?

【昨日の食事】 
朝ごはん:ホットドックとアイスティ
昼ごはん:松屋の牛丼
夜ごはん:まだ食べていません(涙):おそらくラーメンライス

【平成二十五年個人方針】

1.テーマ
 陰を積む
  クライアントと仲間を陽に引き上げるために自らが陰を積む(易経の坤為地(こんいち)の心を知る)
(理由)
  自分の性格と行動は明らかに陽である。しかしながら、これまでの人生を検証すると、陽のみ、つまり易経の乾為天(けいいてん)の時は、必ず亢龍の時期を迎 えている。一方、陰陽うまく重ねあわされた時には、必ず人生における充実した期間を過ごしている。わが社の理念である「武士道」を実践・実現するために も、天命を果たすためにも、クライアントおよび仲間を陽に引き上げるためにも「陰」を徹底的に身に着けることが大切と判断した。本年は、陰の修業を行う。

2.実現すること
(1)年間定量目標の達成(事業・個人)
(2)年間定性目標の達成
(3)週間行動具体策の実行
(4)日間行動具体策の実行(ルーティン)

3.行動目標
  実行するための必須テーマ 夜2時の就寝または朝4時(遅くても)の起床
  目標達成のために絶対に必要な「自分を見つめなおす時間」「クライアント・仲間のことを考える時間」「ルーティン実行の時間」を創造するために、翌朝の業 務開始が早いときは夜2時までこれらを実行し、翌朝の業務開始が通常以降の時は朝4時に起きる。そのために酒量を昨年の3分の1にする。
 
4.具体的目標及び行動具体策
(1)年間目標
<事業定量目標>
①借入金の半分返済
②平成二十五年三月三十一日時点の未決事項「0」(三日前までに業務準備終了)
③ビジネスモデル50個以上作成  10個 残り40個
④新規提案100個以上 8個 残り92個
⑤売上目標(割愛) 詳細事業計画は1月末までに作成  ごめんなさいまだ出来ていません。
⑥出版2冊

<個人定量目標:年間>

①3600回の感謝の気持ちを具現化する(手紙を3600通:士魂商才・年賀状を含む)157通/3,443通
②200冊以上の読書 28冊/172冊 読んだ本はこの日誌の一番下に紹介しています
③ブログ730通以上 120通/6700通
④体重10キログラム減  83.5㎏(これがスタート)→80.4㎏
⑤寺子屋12回以上 2回
⑥和歌365首以上  47首/318首
⑦士魂商才12冊 1冊

<個人定性目標>
①大学・終戦の詔勅の完全暗唱
②易経六十四掛の内容理解
③一カ月に3日の休日

(2)週間目標
①先週検証・次週計画:2月2日:〇、2月9日:〇
②息子に手紙を書く:2月2日:〇、2月9日:〇
③先週業務(とくにクライアント)の検証と方針立案:2月9日:〇

(3)日間目標(ルーティン)
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神拝礼)〇 11/12
②私は毎朝、三つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)〇 11/12
③私は毎朝、少しずつ新しい暗唱をします(今は大学と終戦の詔書を完璧に覚える)〇 10/12
④私は毎朝、三つの連携先について5分ずつ深く思考します 〇 12/12
⑤私は毎朝、一部分を順番に掃除します 〇 12/12
⑥私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない) 〇 11/12
⑦私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます 〇 11/12
⑧私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます 〇 12/12
⑨私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇 12/12
⑩私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします 〇 12/12
(104/110 94.5%)

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

<読んだ本>
コ レキヨの恋文、超訳・易経、プリンシプル、月刊致知二月号、白洲次郎 占領を背負った男、歴史街道2月号、精神論抜きの電力入門、知の愉しみ 知の力、歴 史に学ぶリーダーシップ、親子のための仏教入門、孤愁(サウダーデ)、絢爛たる悪玉、南洲翁遺訓を読む わが西郷隆盛論、ひととき2月号、三国志 人間通 になるための極意書に学ぶ、四書五経入門、WEDGE3月号、WILL3月号、WILL2010年10月号、子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史、東京裁判を裁判する、昭和史
、ジョージ・ブッシュが日本を救った、偉人リンカーンは奴隷好き、
オバマ大統領は黒人か、サダム・フセインは偉かった、孫子 勝つために何をすべきか

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/4384

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2013年2月12日 18:11に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「新しい仲間」です。

次のブログ記事は「春寒」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。