兵は詭道なり その6(二月二十四日の日誌)

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 織田信長は、孫子の兵法を読んでいたのではないでしょうか?
 
 強敵を相手にするときは、常に「佚をして之を労し」です。必ず労を待つ謀(はかりご)を用いています。

 仕事でよく滋賀に行きます。JR新快速の左側の座席に座ると、近江八幡から能登川にかかるところで、「安土城跡」という表示が見えます。もちろん、安土城はもうありませんが、小高い山です。

 いつも、信長は何故、こんなところに大きな城を建てたのだろうかと思います。

 相手は、上杉謙信ですね。謙信は越後から攻めてきます。信長からしてみれば、京都に入る前に大きな城を作っておけば、城攻めにかかっているうちに雪が降ります。そうすれば謙信軍は、自國と切れないために、帰らざるを得ません。とにかく半年落ちない城をつくっておけばいいわけです。

 TVでは、「上杉謙信はいつも戦で織田信長を破っていた、謙信は強かった」という番組を流します。局地戦で勝ったところで、対極を左右しなければそれは戦の敗けではありません。謙信は、信長の一軍団と勝利遊びをしていただけです。「戦闘行為」で強いことなど、孫子の兵法は、頭から否定しています。

 織田信長は、武田信玄に対しても、ひたすら恭順の意を示しました。信玄が攻めてこられないようにしておいて、京をおさえました。見事な外交戦略です。

 信玄が出てきたときも、いくら家康が援軍を請うても、城を一歩も出ません。儒教的に言うと、「仲間を助けろ」ですが、「どんな手段を用いても勝つ」という兵法では、こんな時に、ノコノコ出て行くのはバカです。信長は、いくら信玄が強くとも、長躯軍団を率いてくれば、かならず疲れてチャンスがあると、その状況をジッと見ます。

 経営においても、キャンペーンがうまく行ったとか、何かその場をしのいだとかいうことで一喜一憂をするのではなく(したくなりますが)、経営者は大局を見て、企業を存続させる方法を常に考えることが大切です。いざというときには非情な人事が必要になっても。

【昨日の食事】 
朝ごはん:たこやきと野菜ジュース
昼ごはん:おにぎり二個
夜ごはん:つけ麺など

【平成二十五年個人方針】

1.テーマ
 陰を積む
  クライアントと仲間を陽に引き上げるために自らが陰を積む(易経の坤為地(こんいち)の心を知る)
(理由)
  自分の性格と行動は明らかに陽である。しかしながら、これまでの人生を検証すると、陽のみ、つまり易経の乾為天(けいいてん)の時は、必ず亢龍の時期を迎 えている。一方、陰陽うまく重ねあわされた時には、必ず人生における充実した期間を過ごしている。わが社の理念である「武士道」を実践・実現するために も、天命を果たすためにも、クライアントおよび仲間を陽に引き上げるためにも「陰」を徹底的に身に着けることが大切と判断した。本年は、陰の修業を行う。

2.実現すること
(1)年間定量目標の達成(事業・個人)
(2)年間定性目標の達成
(3)週間行動具体策の実行
(4)日間行動具体策の実行(ルーティン)

3.行動目標
  実行するための必須テーマ 夜2時の就寝または朝4時(遅くても)の起床
  目標達成のために絶対に必要な「自分を見つめなおす時間」「クライアント・仲間のことを考える時間」「ルーティン実行の時間」を創造するために、翌朝の業 務開始が早いときは夜2時までこれらを実行し、翌朝の業務開始が通常以降の時は朝4時に起きる。そのために酒量を昨年の3分の1にする。
 
4.具体的目標及び行動具体策
(1)年間目標
<事業定量目標>
①借入金の半分返済
②平成二十五年三月三十一日時点の未決事項「0」(三日前までに業務準備終了)
③ビジネスモデル50個以上作成  11個 残り39個
④新規提案100個以上 8個 残り92個
⑤売上目標(割愛) 詳細事業計画は1月末までに作成  ごめんなさいまだ出来ていません。
⑥出版2冊

<個人定量目標:年間>

①3600回の感謝の気持ちを具現化する(手紙を3600通:士魂商才・年賀状を含む)174通/3,426通
②200冊以上の読書 37冊/163冊 読んだ本はこの日誌の一番下に紹介しています
③ブログ730通以上 152通/578通
④体重10キログラム減  83.5㎏(これがスタート)→80.5㎏
⑤寺子屋12回以上 2回
⑥和歌365首以上  57首/308首
⑦士魂商才12冊 1冊

<個人定性目標>
①大学・終戦の詔勅の完全暗唱
②易経六十四掛の内容理解
③一カ月に3日の休日

(2)週間目標
①先週検証・次週計画:2月2日:〇、2月9日:〇、2月17日:〇、2月23日:〇
②息子に手紙を書く:2月2日:〇、2月9日:〇、2月21日:〇
③先週業務(とくにクライアント)の検証と方針立案:2月9日:〇、2月17日:〇、2月23日:〇

(3)日間目標(ルーティン)
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神拝礼)× 20/24
②私は毎朝、三つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)〇 22/24
③私は毎朝、少しずつ新しい暗唱をします(今は大学と終戦の詔書を完璧に覚える)× 19/24
④私は毎朝、三つの連携先について5分ずつ深く思考します × 23/24
⑤私は毎朝、一部分を順番に掃除します 〇 23/24
⑥私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない) 〇 21/24
⑦私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます 〇 22/24
⑧私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます 〇 24/24
⑨私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇 23/24
⑩私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします 〇 23/24
(217/240 90.4%)

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

<読んだ本>
コ レキヨの恋文、超訳・易経、プリンシプル、月刊致知二月号、白洲次郎 占領を背負った男、歴史街道2月号、精神論抜きの電力入門、知の愉しみ 知の力、歴 史に学ぶリーダーシップ、親子のための仏教入門、孤愁(サウダーデ)、絢爛たる悪玉、南洲翁遺訓を読む わが西郷隆盛論、ひととき2月号、三国志 人間通 になるための極意書に学ぶ、四書五経入門、WEDGE3月号、WILL3月号、WILL2010年10月号、子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史、東京裁判 を裁判する、昭和史、ジョージ・ブッシュが日本を救った、偉人リンカーンは奴隷好き、オバマ大統領は黒人か、サダム・フセインは偉かった、孫子 勝つため に何をすべきか、十八史略 上 安岡正篤、月間致知三月号、一個人 仏教美術入門、サライ二月号 必見の美術展全ガイド、易と人生哲学、歴史通3月号、取り戻せ、日本を。

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このページは、宝徳 健が2013年2月24日 23:45に書いたブログ記事です。

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