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源氏物語は長く、これだけ要約してもこんなにかかります。無理して読まなくても結構ですよ。これは、私自身に対する自分の挑戦です。源氏物語、竹取物語などの日本の古典を読み切りたいという夢があります。本は揃っています。あとは自分の決意だけ。そのために、源氏物語を自分の身に刷り込ませています。
歴史や古典に身を浸すことはとても気分が悪く(笑)、最高の気分が味わえるものです(?)。どの古典でも、最初に触れた時は、訳が分かりません。ストレスなどという表現で片付けられないぐらいの「恐れ」「不快」「逃避」がわが身を襲います。でも、そこから逃げずに、わからないまま、何度も何度も触れていると、ある時「あっ」という瞬間を迎えます。そう突然わかるのですね。その時の快感は、何ものにも代えがたいものがあります。
これは古典特有の力です。だから子供のころから古典に触れさせるといいのですね。子供は、直観的なものを嫌います(経験が浅いので)。具体的なことは、意味が解らなくてもどんどん吸収していきます。親が自分の能力をや経験や考え方のみで子供に接すると、子供の一番良いときを逃してしまいます。また、脳は古典がとても好きだそうです。子供が古典が好きになるもうひとつの要因でしょう。
子供に様々な古典に触れさせて、子供が大人になる過程で経験する様々な辛いことの中で、そこに気づいていく準備をしてあげることは子育てにおいてとても大切なことです。
源氏物語に戻りましょう。玉鬘(たまかずら)という名前を覚えていますか?
源氏物語は長く、これだけ要約してもこんなにかかります。無理して読まなくても結構ですよ。これは、私自身に対する自分の挑戦です。源氏物語、竹取物語などの日本の古典を読み切りたいという夢があります。本は揃っています。あとは自分の決意だけ。そのために、源氏物語を自分の身に刷り込ませています。
歴史や古典に身を浸すことはとても気分が悪く(笑)、最高の気分が味わえるものです(?)。どの古典でも、最初に触れた時は、訳が分かりません。ストレスなどという表現で片付けられないぐらいの「恐れ」「不快」「逃避」がわが身を襲います。でも、そこから逃げずに、わからないまま、何度も何度も触れていると、ある時「あっ」という瞬間を迎えます。そう突然わかるのですね。その時の快感は、何ものにも代えがたいものがあります。
これは古典特有の力です。だから子供のころから古典に触れさせるといいのですね。子供は、直観的なものを嫌います(経験が浅いので)。具体的なことは、意味が解らなくてもどんどん吸収していきます。親が自分の能力をや経験や考え方のみで子供に接すると、子供の一番良いときを逃してしまいます。また、脳は古典がとても好きだそうです。子供が古典が好きになるもうひとつの要因でしょう。
子供に様々な古典に触れさせて、子供が大人になる過程で経験する様々な辛いことの中で、そこに気づいていく準備をしてあげることは子育てにおいてとても大切なことです。
源氏物語に戻りましょう。玉鬘(たまかずら)という名前を覚えていますか?
源氏が愛した夕顔の娘です。夕顔は、女の嫉妬によって呪い殺されてしまいました。
玉鬘を引き取った光源氏ですが、時が経つにつれて玉鬘に魅かれて行きます。敏感な紫の上がそのことに気が付ないはずがありません。
雨上がりに新緑がよみがえったある夕べ、光源氏はそっと玉鬘の住まいを訪れました。突然の訪問だったので、玉鬘は驚いて起き上がりましたが、恥じらいに染まったその玉鬘の顔を見て、光源氏はドキッとします。
橘の 薫りし袖に よそふれば 変われる身とも 思ほえぬかな
(昔の香りをとめた袖の匂いに比べてみると、あなたも亡き人と同じように思われてなりません)
いいな~。私も和歌を女性に贈りたかったな~。
光源氏は、玉鬘をそっと抱き寄せます。
「亡き母上も貴方をお慕いして、はなかくなりましたものを、この上、私までがそうなったらどういたしましょうか」
玉鬘はこう答えるのが精いっぱいでした。その言葉を無視するかのように、光源氏は玉鬘を抱きました。し~らないっと。
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