メディアと官僚と政治家と欧州に騙されない経済学

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 スイスフランと円の「実質実効為替レート」を比べながら、日本がアメリカにどれだけ多額のお金を貢いでいるかを考察しましょう。

 自らの手で守る憲法・軍事力・教育を失っている我が国は、こうやってお金を他国にむしられていきます。これが国際政治バランスというものです。
 スイスフランの実質実効為替レートは、どの通貨に対しても高くなっています。

 民主党時代の円高と言われていたときでも、円の実質実効為替レートは、実は、ドルに対してだけ高かったのです。貿易相手國全体との水準を考えれば、円高ではなく円安水準だったのです。

 なのに、愚かなメディアや官僚や政治家が「為替介入をしろ」と叫びます。介入したところで円安に戻りません。為替介入でドルを買うために財布短期証券(FB)を発行します。積もり積もったその額は、117兆円です。政府の借金を「國の借金、國の借金」と騒ぐメディアや官僚や政治家がいます。今の日本の國債発行は「政府の借金」であって、國の借金ではありませn。

 このFBこそが國の借金です。なのに騒ぎません。國民は騙されます。
 
 アメリカに貢いでいるだけです。実質実効為替レートで円はドルに対してだけ高いのですから。

 117兆円は國家予算を上回る額です。企業の設備投資・研究開発への支援、中小零細企業への支援にこの金額を回せば、日本経済は確実に回復します。

 メディアと官僚と政治家に騙されない、確かな知識と考え方を得ましょう。

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このページは、宝徳 健が2013年2月16日 06:13に書いたブログ記事です。

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