再 支那紀行

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 このブログの過去記事がなぜか私以外検索が出来ないようです。残念です。ということで、復活リクエストの多い過去記事を再掲しています。右のカテゴリー「コンサルティング」に格納しています。

 まずは、支那紀行です。2011年11月15日掲載分を再掲します。
 今日は、少し時間を戻して、広州駅からバスに乗った話です。学生時代に親友のYTJと行った支那旅行について書いています。28年前です。

 支那のバス(当時)は乗るときにまず、びっくりします。バス停で待っていると、最初は私たち二人なのですが、いざバスが来ると、「えっ? いつこんなに 人が集まったの? どこにこれだけの人が隠れていたの?」というぐらい、いつの間にか、バス亭には、黒山の人だかりです。

 当然、バスは満員。それと、私たちはその時、運よく座れました。お年寄りが来たので、席を譲ったら、周りのみんながびっくりしているのです。欧米でも支那でも、自分の権利を放棄する奴はバカなんですね。価値観が違います。

  さて、降りる段になりました。車掌さんがいました。降り口はふたつ。YTJは、向こうの降り口にいました。私が車掌さんに、1元札を出すと、車掌さんは、 手を顔の前で何度も降りました。「えっ?」と思って、「いくらですか?」と日本語で言いました。通じないのはわかっていますが、当時の支那では、大切なこ とだったのです。日本人であることをしっかりと示さないと、支那人か香港人に扱われてしまって、ものすごくぞんざいな態度で接してきます。

 もう一度1元札を出しました。また、手を振って、だめだといいます。ここで私は勘違いをします。

「あ~、さすが社会主義の国。バス賃は要らないんだ」

 バスから降りてYTJに「YTJ、さすが社会主義の国やなあ。バス代、いらへんねんなあ」と言いました。YTJが言いました。

「アホか、お前。要らんのやったら、車掌なんかおるかい。5分や!払わへんかったんか。日中友好にひびがはいるで」

  元の下の単位が「毛(まお)」、その下が「分(ふぇん)」です。当時1元が100円ぐらいですから、5分は、日本円にして「5円」です。まさか、5円でバスに 乗れるとは思っていませんでした。車掌さんが言っていたのは、「そんな大きな札だと、おつりがない!」という意味だったのです。

 支那についてさっそくやったことは、無銭乗車でした(汗)。

 支那について、両替をしたお金と、広州駅の写真です。

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このページは、宝徳 健が2013年2月16日 06:31に書いたブログ記事です。

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