再 支那紀行

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 2011年11月16日掲載分です。
 さて、昨日はバス事件。今日は、ホテルについて、外に食事に行ったときのことです。
 広州の東宝飯店(だったと記憶しています)に行きました。まだ個人旅行が御法度な時です。カウンターに行って宿泊を願い出ました。もちろん広東語はわか りません。英語ができる人はいるかと聞くと、一人出てきました。「こいつらなんだ」というような顔です。支那はどこに行ってもそうでしたが、まず、ものすごい横柄な対応を受けました。その対応を受けた後に、日本語でしゃべります(当時は胡耀邦です。親日国家でした)。すると「I guess you are from HongKong」と必ず言われます。香港の支那人は金を持っているので、本土では嫌われているようでした。日本人とわかると親切にしてくれます。

 ようやくチェックインできて、お腹がすいたので、二人で外にご飯を食べに行きました。できるだけホテルで食べないで、外で食べようということだったので。

 北京路(ペイチンルー)という広州一の繁華街に行きました。猿の脳みそとか熊の手の店とかが並んでいます。普通の食堂に入りました。

 鶏がらスープともう一品(忘れました)を頼みました。YTJが「ええ、ええ、ここは俺が出すわ」と言って、お金を払いに行きました。その間に、出てきた鶏がらスープを、一口飲みました。

 筆舌に尽くしがたいまずさでした。YTJが戻ってきました。

「宝徳、うまいか?」
「YTJ、これは、ちょっとうまいで~」(という逆説のほめ方)
「ほうか~」

 YTJが飲みはじめます。

「うっ、なんやこれ! まずうて飲まれへんやんか」

 私は、貧乏育ちですので、ちょっとやそっとの食べ物は食べられる自信がありますが、これは閉口しました。YTJいわく。

「宝徳、飲むんや! 全部飲むんや! 食うんや! 全部食うんや! ここで俺たちが残したら、日中友好にひびが入る!」

 彼はこればっかりです(笑)。

 とにかく必死に飲んで食べました。昔の給食の何倍もまずかった。何が「食は広州にあり」だい!

 支那を旅行している間中、何を食べているかまったくわかりません。犬も猫も外で見かけたことがありません。まだまだ続きます。

 広州のホテルのフロントです。本当はこういう公共施設を撮影すると当時は逮捕されていたのですが、誰もいなかったので(汗)

kousyuhotel.jpg

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このページは、宝徳 健が2013年2月17日 07:43に書いたブログ記事です。

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