このシリーズは右のカテゴリー「どの本よりわかりやすい源氏物語」に格納しています。
光源氏はついに、夕顔の忘れ形見、玉鬘を抱いてしまいました。
光源氏はついに、夕顔の忘れ形見、玉鬘を抱いてしまいました。
この頃の光源氏は太政大臣です。位人臣を極めています。
仕事は内大臣に任せて、自らはのどかく暮らしています。光源氏が落ち着いているので、六条の院の女たちものどかく暮らしていました。
でも、玉鬘だけは、光源氏の無体な懸想に心を痛めています。
玉鬘は、息を飲むような美しさなので、貴公子からの懸想文が絶えません。
なかでも、ある貴族は、いよいよ切ない思いに駆られてしきりに訴えてきます。光源氏の懸想から逃れたい一心の玉鬘は、この貴族を憎からず思っていたこともあって、心を動かします。
敏い光源氏は、その雰囲気を感じ取り、いたずらを考え付きました。
しとしとと五月雨降る夕暮、かねて玉鬘の大櫃をしている侍女を光源氏は召しました。そして、その貴族に、嘘の手紙を出させたのです。じゃじゃ~ん。どうなるでしょうか~。 つづく
仕事は内大臣に任せて、自らはのどかく暮らしています。光源氏が落ち着いているので、六条の院の女たちものどかく暮らしていました。
でも、玉鬘だけは、光源氏の無体な懸想に心を痛めています。
玉鬘は、息を飲むような美しさなので、貴公子からの懸想文が絶えません。
なかでも、ある貴族は、いよいよ切ない思いに駆られてしきりに訴えてきます。光源氏の懸想から逃れたい一心の玉鬘は、この貴族を憎からず思っていたこともあって、心を動かします。
敏い光源氏は、その雰囲気を感じ取り、いたずらを考え付きました。
しとしとと五月雨降る夕暮、かねて玉鬘の大櫃をしている侍女を光源氏は召しました。そして、その貴族に、嘘の手紙を出させたのです。じゃじゃ~ん。どうなるでしょうか~。 つづく
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