日に千金を費やして、十万の師挙がる 1(三月七日の日誌)

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 孫子は、出来る限り「戦争」をするなと言います。国の存亡にかかわるからです。だから、普段は、騙せと言います。孫子の兵法の基本コンセプトである「兵は詭道なり」です。

 でも、どうしても戦争になったら金をけちるな、と説きます。それが「日に千金を費やして・・・」です。
 企業経営でも同じです。普段は節約・節税を重ね、キャッシュが内部にたまる仕組みを作ります(相続問題は別として)。いろいろなシーンにおける作戦も練ります。そして、いざというときに、ためたキャッシュを投入します。

 ところが、大切な局面で、「コスト」と「投資」を区別せずにケチる経営者がいます。コストは常に適正化を研究するのが経営です。一方、投資は、かけるべきときにかける(そのために練りに練った作戦が必要です)。それをやらないとチャンスを失います。

 大東亜戦争は、あの大國アメリカに勝つことは難しかったでしょう。でも、ドローにもって行ける場面は、一度や二度ではありませんでした。明治の将軍たちならドローに持って行ったでしょう。

 敗けた大きな原因の一つに、「ケチった」ことがあります。海軍です。次回以降、それを解説しましょう。今日は、この部分の孫子の兵法を全文紹介しておきます。

孫子曰わく、凡そ兵を用うるの法、馳車千駟(ちしゃせんし)、革車千乗、帯甲十万、千里に糧を饋(おく)れば。則ち内外の費、賓客の用、膠漆(こうしつ)の材、車甲の奉、日に千金を費やす。然る後に十万の師挙がる。

「孫子は言った。およそ戦争をする際の原則は、戦車千台、輜重(しちょう)千台、武装した兵士十万人を整え、千里の彼方に食糧を輸送するならば、國の内外での費用、外交使節などに要する費用、にかわや漆の材料から、戦車・甲冑などの供給で、一日に千金もの大金を要することになる。こうしてはじめて十万の軍隊を動かすことが出来るのだ」

【昨日の食事】 
朝ごはん:ホットドック
昼ごはん:松坂牛駅弁
夜ごはん:居酒屋

【平成二十五年個人方針】

1.テーマ
 陰を積む
  クライアントと仲間を陽に引き上げるために自らが陰を積む(易経の坤為地(こんいち)の心を知る)
(理由)
  自分の性格と行動は明らかに陽である。しかしながら、これまでの人生を検証すると、陽のみ、つまり易経の乾為天(けいいてん)の時は、必ず亢龍の時期を迎 えている。一方、陰陽うまく重ねあわされた時には、必ず人生における充実した期間を過ごしている。わが社の理念である「武士道」を実践・実現するために も、天命を果たすためにも、クライアントおよび仲間を陽に引き上げるためにも「陰」を徹底的に身に着けることが大切と判断した。本年は、陰の修業を行う。

2.実現すること
(1)年間定量目標の達成(事業・個人)
(2)年間定性目標の達成
(3)週間行動具体策の実行
(4)日間行動具体策の実行(ルーティン)

3.行動目標
  実行するための必須テーマ 夜2時の就寝または朝4時(遅くても)の起床
  目標達成のために絶対に必要な「自分を見つめなおす時間」「クライアント・仲間のことを考える時間」「ルーティン実行の時間」を創造するために、翌朝の業 務開始が早いときは夜2時までこれらを実行し、翌朝の業務開始が通常以降の時は朝4時に起きる。そのために酒量を昨年の3分の1にする。
 
4.具体的目標及び行動具体策
(1)年間目標
<事業定量目標>
①借入金の半分返済
②平成二十五年三月三十一日時点の未決事項「0」(三日前までに業務準備終了)
③ビジネスモデル50個以上作成  15個 残り35個
④新規提案100個以上 11個 残り89個
⑤売上目標(割愛) 詳細事業計画は1月末までに作成  ごめんなさいまだ出来ていません。
⑥出版2冊

<個人定量目標:年間>

①3600回の感謝の気持ちを具現化する(手紙を3600通:士魂商才・年賀状を含む)202通/3,398通
②200冊以上の読書 44冊/156冊 読んだ本はこの日誌の一番下に紹介しています
③ブログ730通以上 191通/539通
④体重10キログラム減  83.5㎏(これがスタート)→79.5㎏
⑤寺子屋12回以上 2回
⑥和歌365首以上  68首/297首
⑦士魂商才12冊 2冊

<個人定性目標>
①大学・終戦の詔勅の完全暗唱
②易経六十四掛の内容理解
③一カ月に3日の休日

(2)週間目標
①先週検証・次週計画:3月1日
②息子に手紙を書く:
③先週業務(とくにクライアント)の検証と方針立案:3月3日

(3)日間目標(ルーティン)
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神拝礼)〇 6/7
②私は毎朝、三つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)〇 7/7
③私は毎朝、少しずつ新しい暗唱をします(今は大学と終戦の詔書を完璧に覚える)〇 7/7
④私は毎朝、三つの連携先について5分ずつ深く思考します 〇 7/7
⑤私は毎朝、一部分を順番に掃除します 〇 7/7
⑥私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない) 〇 7/7
⑦私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます 〇 7/7
⑧私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます 〇 7/7
⑨私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇 7/7
⑩私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします 〇 7/7
(42/43 97.0%)

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

<読んだ本>
コ レキヨの恋文、超訳・易経、プリンシプル、月刊致知二月号、白洲次郎 占領を背負った男、歴史街道2月号、精神論抜きの電力入門、知の愉しみ 知の力、歴 史に学ぶリーダーシップ、親子のための仏教入門、孤愁(サウダーデ)、絢爛たる悪玉、南洲翁遺訓を読む わが西郷隆盛論、ひととき2月号、三国志 人間通 になるための極意書に学ぶ、四書五経入門、WEDGE3月号、WILL3月号、WILL2010年10月号、子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史、東京裁判 を裁判する、昭和史、ジョージ・ブッシュが日本を救った、偉人リンカーンは奴隷好き、オバマ大統領は黒人か、サダム・フセインは偉かった、孫子 勝つため に何をすべきか、十八史略 上 安岡正篤、月間致知三月号、一個人 仏教美術入門、サライ二月号 必見の美術展全ガイド、易と人生哲学、歴史通3月号、取 り戻せ、日本を。、皇室入門、できる人の生き方に学ぶ ヒルティ、ひととき三月号、一個人 イタリア・ルネサンス絵画入門、この世に恋して、新しい国へ、WiLL4月号、十八史略 下

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このページは、宝徳 健が2013年3月 8日 05:49に書いたブログ記事です。

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