どの本よりわかりやすい源氏物語 超初級篇

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 物語にかこつけて玉鬘を誘惑しようとした光源氏ですが、紫の上のことも忘れてはいません。
 紫の上のところに来てみると、紫の上も、明石の君から送られた物語がたくさんあります。光源氏は玉鬘の時とは違った観点から物語論を紫の上に説きます。

 さて、光源氏の良きライバル内大臣(頭の中将)がいます。内大臣は、玉鬘が昔、夕顔を自分の間にできた子供だと言うことを知りません。しかし、六条の院の玉鬘の評判を聞くにつれて、何か心にひっかかります。

 ある暑い夏の日、光源氏は釣り殿で息子の夕霧や親しい殿上人を一緒にくつろいでいました。桂川の鮎、賀茂川でとれた石伏という魚などを自分で料理してふるまいます。

 そこへ内大臣家の部下たちも来てにぎやかな雑談になります。内大臣は、姫のことで夕霧に強く当たった過去があります。光源氏は、それが少し面白くありません。内大臣の部下たちに皮肉たっぷりの話をします。

 うさが晴れた光源氏は玉鬘の部屋に行きました。相変わらず美しい玉鬘に、琴を弾くように光源氏はすすめます。でも、玉鬘は恥ずかしがって、弾こうとしません。

 さて、光源氏に皮肉たっぷり言われた内大臣の部下たちは、その話を聞きます。つづく

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このページは、宝徳 健が2013年3月 9日 15:39に書いたブログ記事です。

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