メディアと官僚と政治家に騙されない経済学 最終回

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 國の経済発展には、勤勉にコツコツ稼いでGDP成長や貿易収支を黒字化していく方法と、直接投資からあがってくる所得収支を得て行く方法の二つがあります。所得収支の極端なものが植民地です。ということは、朝鮮や台湾を日本が統治したことは植民地ではありません。

 先進国は、貿易収支が衰え所得収支で不労所得を得る方法にだんだんと移行していきます。アメリカやイギリスをみているとわかりますね。その中で我が國とドイツは、先進国では珍しい両方とも黒字な國なのです。国民の勤勉性があるからでしょうね。

 さて、このシリーズは今回で終了します。経済学の記事はまた何か別の形で継続していきますね。このシリーズをまとめたものを簡易製本しようと考えています。入手ご希望の方は弊社まで連絡くださいね。
 我が國は長きにわたって貿易収支で黒字を重ねながら対外純資産を伸ばしてきました。今では毎月一兆円の所得収支を得るようにまでなっています。

 さらに日本には1500兆円の個人金融資産があります。

 こんな國は他にありません。メディアや官僚や政治家が「我が國の財政は破たんする」と言いますが、いったいどう考えたらその発想になるのかが私には皆目見当もつきません。新聞やメディアでも、識者と言われる人が「ハイパーインフレになる」などとのたまいますが、ハイパーインフレという言葉の定義も知らない人たちですね。こんな輩に騙されないようにしましょう。

 我が國の最大の課題はデフレギャップとエネルギー問題です。エネルギー問題は原子力発電で解決できます。國民が一丸となって解決するのはデフレギャップの解消です。

 どうすればいいか。きちんと勉強して、知識だけではなく、古典を読んで人間力をつけ、そして、安倍さんの環境整備の動きについていく為に、積極果敢に投資をしていくことです。投資を通じて、人間の頭の中も含めた構造改革をすることです。

 どんな小さな投資でもOKです。人材投資だって立派な投資です。一人一人が自分が出来る範囲で、コツコツと投資活動を行えば、金融緩和や財政政策によって循環していくお金の流れに乗ることが出来ます。アベノミクスという安倍さんだけへの依存ではなく、国民が一致団結して我が國をもう一度魅力的な國に変えていくことが大切です。それが我が國本来の姿です。

 今回でこのシリーズは終わりますが、日本は世界一お金持ちの國です。世界最大の債権國家です。世界最大の個人資産が眠る國です。ほぼ自國で完結することさえ可能な経済体系を持った国です。國の借金はありません。政府の借金です。

 メディアと官僚と政治家と諸外国に騙されない國民になりましょう。

 長い間ご愛読感謝申し上げます。

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このページは、宝徳 健が2013年3月12日 01:54に書いたブログ記事です。

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