源氏物語を読むコツ 薫

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 もう一度薫のことを整理します。
 光源氏は女三宮(おんなさんのみや)を手に入れますが、女三宮の性格をあまり好きになれません。女三宮は別の男 柏木に思いを寄せられ関係を持ちます。そして生まれたのが「薫」です。

 もう一人紹介しておきます。「匂宮(におうみや、におうのみや)」です。

 明石の君はご存知ですよね? 光源氏は一時 都で冷遇された時期がありました。このまま都にいることに恐怖を感じた光源氏は、須磨→明石に逃れ、一時期をそこで過ごします。明石の有力者の娘が明石の君です。その明石の君と光源氏の間に生まれたのが明石の姫君です。これがまた器量がよい娘で、入内します。帝の子供を生みます。それが「匂宮」です。

 薫と匂宮は、どちらも美しき器量よしで、何かと比較をされてしまいます。

 薫は不義の子ですから、光源氏とは血のつながりがありません(光源氏の子として育てられますが)。匂宮は光源氏の孫に当たります。

 経緯は省略しますが、宇治に八の宮という人が住んでいました。光源氏の異母弟です。あるとき、薫が八の宮を訪ねました。八の宮には美しい娘が二人いました。  つづく

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このページは、宝徳 健が2013年5月15日 05:14に書いたブログ記事です。

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