再 未来日本昔話 最終回

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 2010年2月6日掲載分です。
 もう、民主党と鳩山政権のひどさを語れば枚挙に暇がありません。こんな政党に政権をとらせた国民は、 責任をとるどころではありません。ほんとうに愚かな行為をしてしまったものです。国がつぶれます。たくさんあるなかで、今日は、ひとつ、拉致問題を話しま しょう。

 参議院決算委員会に於ける質疑で、菅直人副総理は北朝鮮の拉致実行犯・シンガンスの釈放を求める書類に署名した事を謝罪しました。菅大臣は謝罪する際、延々と言い訳に終始していた事は見苦しく、拉致被害者・家族に対する誠実な気持ちは、微塵も感じら れませんでした。自分以外にも沢山の議員が署名していたとの菅大臣は発言しました。まったくあきれます。菅よ、他に何人愚かな議員がいようが、あなたの罪 が軽くなるわけではありまへんで。菅氏以外にもう一人、スパイの釈放を嘆願した議員がいます。法務大臣の千葉景子です。こんな人間が内閣の主要閣僚である とは、本当に寒気がします。

 それに加えてこのおばかな内閣は政府の拉致問題解決の基本方針三原則から「拉致容疑者の引き渡し要求」を落としてしまいました。信じられます?自民党の岸信夫議員の追及に中井担当大臣は狼狽え、「よど号犯の引き渡しと万景峰号入港禁止を取り引きしようとしていた事もあったじゃないか」とあらぬ事を口走りました。担当大臣の発言は重い。でたらめであれば責任問題でしょう。また仮に本当であれば、興奮して極秘である、政府の交渉事項を漏らした事になります。中井大臣も鳩山総理も逃げの答弁に終始しました。なぜか。北の外交術にはまり、何も得る事無く譲歩してしまったからです。中井大臣の狼狽ぶりは、それを証明していました。この内閣には、内政力も外交力も安全保障確保力もまったくない。内政力については、経済を成長させることなく、バラマキをやろうとしています。

 これは左翼政権の特徴です。生産せずに、消費する。小学生でもわかりそうなことが小鳩政権にはわからない。日本がつくった満州の国力と朝鮮の国力を、中国と北朝鮮が発展させもせず食いつぶした事実を見ても、この民主党左翼政党に政権を持たせることが日本にとっていかに危険なことかがわかります。外交力はもうわかりますね。米国に対してだけではありません。もう、世界から相手にされなくなっています。安全保障はもう目も当てられません。未来日本昔話が現実に成ります。

 さて、時は、2100年。こんなアホな政党を国民が支持しましたので、日本の国はつぶれてしまっています。おばあちゃんとまさる君の会話です。
 今回で、一度、この未来日本昔話は区切りをつけます。41回書きました。この41回を「未来日本昔話―日本の正しい歴史初級篇―」として一冊にまとめます。まとめたら、また連絡します。この後、少し時間をおいて「未来日本昔話―南京大虐殺なんかなかった篇―」「未来日本昔話―中国との歴史篇―」「未来見本昔話―大東亜戦争の真実篇―」「未来日本昔話―不埒な中国篇―」「未来日本昔話―文化大革命の愚―」「未来日本昔話―天安門事件の真実―」「未来日本昔話―満州の真実―」などを書いて、その都度、編纂していきます。お子様の教育にも是非ご活用ください。日本をつぶさないために。

 さあ、区切りの締めです。

「ところで、おばあちゃん、日本がつぶれたときには、どうやって、ロシアとアメリカと中国は、日本を分割統治したの?」
「思い出すのもいやだけどね。まさるは、カチンの森事件というのを知っているかい?」
「ああ、欧州の第二次世界大戦前で、ポーランドがドイツとソ連のだましうちにあって、国をとられた話だね。詳しくは知らないけど」

「まあまあ、あなたは本当に10歳かい? よく知っているわね~」
「おばあちゃん、詳しく話して」
「はいはい。当時、ソ連とドイツはとっても仲が悪かったの。でも、1939年8月23日に、突然独ソが不可侵条約を結び世界を驚かせたの」
「それが、ポーランド侵攻とどう関係があるの?」
「当時のポーランドは、両国に脅威を与えるどころか、両国の中に立ち、友好を築こうとしていたの。」
「だから、おばあちゃん、それって何?」
「話すのが怖いわ。ところがね、独ソがあっという間に侵攻して、西半分はドイツ、東半分はソ連の領土にしてしまったの。両国には密約があったの」

「えっ? そういういきさつだったの? ひどい!あっ、・・・・!!!」
「気づいたかい? まさる。 ロシアにも中国にもアメリカにもよい顔をしようとした鳩山政権はこの手をやられたのさ。そして、国がつぶれたのさ」
「・・・・・」
「多国間同盟というのは意味をなさないんだよ。全方位外交というのも、聞こえはよいけど、国際政治では何の効果もないんだ。それを、あの醜悪な政権はしてしまったのさ。だから国家がつぶれたの。悲しくて悲しくてしかたがない」
「おばあちゃん、泣かないで。」
「そうだね。まさるにもっと聞いてもらいたいことがあるの」
「なあに?」

「こ の独ソのポーランド侵攻のときに、ソ連軍は直ちにポーランド軍を解体して、将校のほぼすべてを収容所に送ったの。ここには将校ばかりか、官僚、大学教授な どの知識層もかなりいたの。そして、彼らは1940年の春、一人ずつ巨大な穴のそばまで連れて行かれて、後頭部をピストルで撃ち抜かれてそのまま穴にほう りこまれたの」
「(泣きながら)・・・・・・」

「これは、当時のソ連の指導者スターリンの指導だったのよ。1943年になって、ソ連に侵攻したドイツがカチンの森で四千人余りの遺体が埋められているのを発見し、この蛮行を世界に暴いたの。でもね・・・」
「(涙声で) それで・・・・・・?」

「ソ連は、それをナチスドイツの責任に転嫁したの。その後、ドイツは戦争に負けたよね?」
「うん」
「敗戦国になったドイツは真実を知りながら、強く抗弁しなかったの。それは、あたかも、東京裁判で日本が、日本軍の残虐行為と告発されたものに対して、事実に 反すると知りながら、十分に釈明を行わなかったばかりか、原爆投下という人類史上に残る残虐行為を糾弾しなかったのに似ているわね」
「アメリカは正義の国なんていっているけど、そのときは、その事実を知らなかったの?」
「何が正義に国かね。まさるや、あのね、国家なんていうのは、だいたい備わっていないものと声高々にいうのさ。いずれ教えてあげるよ、全ての世界大戦の原因を つくったのはアメリカだってことを。まあ、それはいいとして、アメリカは、ナチスの暗号を解読していたから、もうずっと前から、その真実を知っていたの さ。ルーズベルト大統領も戦時中からその真実を知っていたけど、隠蔽したのさ。ソ連は、なんと冷戦の終わる1990年までナチスの所業と国ぐるみでウソを ついていたんだよ」

「戦争は、負けてはいけなんだね」
「そうだよ。破廉恥にも半世紀の間、他国のせいにしていたソ連、そして裁判で口をぬぐって涼しい顔をしていた英米の卑怯さには戦慄を覚えるね」
「うん。そういう国際政治の怖さを知らずに、戦後ぬくぬくとアメリカの軍事力の中ですごしてきた、日本が、鳩山政権になって、一気に、アメリカとの距離をおいたため、国際政治の流れに翻弄されて、国をつぶしてしまったんだね」

「そうだよ。国民はほんとうに誤った選択をしたものさ。『友愛』なんて言葉を出す平和ボケを世界に表明するような政党に政権を与えたんだからね。それも、すべて、戦後の誤った教育によるものさ。国民の不勉強さから来たものさ」

「おばあちゃん、『一身独立して、一国独立す』『国を支えて、国を譲らず』だね。大丈夫、僕たちの時代にこの素晴らしい日本を取り戻す!!!」
「ありがとう、まさる。おばあちゃん、それまで、100歳でも200歳でも生きているよ。見たいよ。まさるのことが大好きだよ。日本の国がつぶれたときは死のうと思ったけど、生きてきてよかった。」
「ぼくも、おばあちゃんだ大好きだよ。おじいちゃんにも会いたかったな~。」
「もし生きていたら、おじいちゃんも、今のまさるをみたら感激するわね」
「うん。おばあちゃん、おなかがすいた。今日は泊まっていっていい? 晩御飯をご馳走してよ」
「いいわよ。じゃあ、今日は、街に何かを食べに行こうか。まさるの好きな焼肉をおなか一杯食べに行こう」
「わーい。家では、お母さんが、お肉が嫌いだから、ほとんどお肉を食べられないんだ」
「じゃあ、たんとお食べ。赤坂にある草の家っていう店に行ってみよう」
「うん!」

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このページは、宝徳 健が2013年6月 1日 07:04に書いたブログ記事です。

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