みょうが

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 明日から夏至ですね~。

夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ

 万葉集の大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の歌です。
 夏草の繁る野の底に咲いている姫百合のように、人知れず思う恋はつらいものです。という意味です。素敵ですね。我が國國民はなぜ和歌を詠めなくなってしまったのだろうか?こんなに情緒がある独自の言葉をなぜ捨て去ったのだろうか?

 小学校から英語教育とか言っていると、ますます言葉がひどくなりますね。靖國神社の遊就館に行ったら、十代、二十代前半の若者が、自らの命を散らすときに、見事な和歌を詠んでいます。日本人は退化しているのですね。

 大伴坂上郎女は、大伴家持の叔母で姑でもあります。数多くの男性と恋をし、そして、それを和歌に遺しています。万葉集になんと84首の和歌を遺しています。

 夏至にピッタリの和歌ですね。

 明日から夏至と言うことは、今日が七十二候 芒種 末候 梅子黄の最終日ですね。

 この時期のおいしいもの・・・・・。そうだ、みょうががあった。みょうがは夏みょうが、秋みょうがとあるのですが、今では、通年出回っていますね。、冷奴、そうめん、蕎麦などの薬味で食べるとおいしい。そのまま食べてもおいしい。みょうがにはビタミンCがたっぷり。解毒作用もあるそうです。

 ちなみに、東京都文京区の茗荷谷は、江戸時代みょうがの栽培が盛んだったことからつけられたそうです。チャンチャン。

暑ければ 暑いなりにて 夏過す 先人たちの 教へに学ぶ

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このページは、宝徳 健が2013年6月20日 08:47に書いたブログ記事です。

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