偶成(ぐうせい)

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 西郷南洲翁遺訓を読んでいます。以前にも書きましたし、士魂商才の巻頭言にも使った言葉が出てきますが、もう一度書き留めておきます。。

 いいな~。私も漢詩を読みたいな~。漢文の素養が欲しいな~。よし!やりはじめよう。書道もやりたい。

 今の教育がいかに間違っているかがよくわかります。
幾歴辛酸始堅(幾たびか辛酸を歴(へ)て志始めて堅し)
丈夫玉碎𩩲愧甎全(じょうぶ玉砕すとも甎全(せんぜん)を恥ず)
一家遺事人知否(一家の遺事人知や否や)
不為児孫買美田(児孫(じそん)の為に美田を買わず)

何度も何度もつらいことや苦しいことを経験した後志というのは初めて固く固まるものである
志を持った本当の男子は玉となって砕けることがあろうとも瓦を敷いた道を歩むように、ただ保身を図り無為に長生きすることを恥とする
自分は残しておくべき家訓があるが、誰がそれを知っているであろう。いや、知るまい
それは、子孫のためによい田を買わない、ということだ。

 南洲翁は、この七言絶句を示して、もし、この言と違っていることを自分がやったら、西郷は言行が一致しない男と見限ってもらって結構とおっしゃっています。


 まいったな~。いつもこういう高いレベルの生き方に触れておかないと、私など、すぐにさぼってしまいます。すぐに自己都合に陥ります。本を読むのは、自分を律するためなのですね。

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このページは、宝徳 健が2013年6月28日 05:38に書いたブログ記事です。

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