天に事うるの心

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 不定期ですが、今日から佐藤一斎先生の言志四録を書いていきます。

 こういうのを朝から読むと心が引き締まります。

「凡そ事を作(な)すには、須(すべか)らく天に事(つか)うるの心有るを要すべし。人に示すの念有るを要せず」
 「すべて事業を行うには、万物を育てる天の意志に率(したが)って行うべきで、他人に誇示する気持ちがあってはならない」

 西郷南洲翁遺訓にも次のようにあります。
「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべしh」

 二宮尊徳翁は、こんな和歌を詠っています。

声(おと)もなく 臭(か)もなく常に 天地(あめつち)は 書かざる経を くりかえしつつ

 なんて素敵な言葉なんでしょう。今日一日、天に事うる心が持てますように。

すぐさまに さぼる自分を 咎めつつ 人を愛して 己を尽くす

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このページは、宝徳 健が2013年7月 7日 06:12に書いたブログ記事です。

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