宜なり其の多忙なるや

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

 「今人(こんじん)率(おおむ)ね口に多忙を説く。其の為す所を視るに、実事を整頓するもの十に一二。閑事(かんじ)を料理するもの十に八九、又閑事を認めて以て実事を為す。宜(うべ)なり其の多忙やるや。志有る者誤って此(この)窠(か)を踏むこと勿れ」
 「現代人は、皆、忙しいという言葉を口に出すが、そのやっていることを見ると、本当に必要な事をやっているのは十のうち一割か二割で、どうでもよい事をやっているのは八割か九割である。又、大したことでもないことを大切な仕事と思っている。これでは忙しいのも当然である。だから大きな志を持っている者は、このような誤りを犯してはならない」

 胸に突き刺さりますね(笑)。

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このページは、宝徳 健が2013年7月28日 04:43に書いたブログ記事です。

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