360円のモーニング（皇紀二千六百七十三年八月九日の日誌）

　事務所の近くに朝6時からモーニングをやっている喫茶店があります。サンドイッチとコーヒーがおいしい。新聞がたくさん置いてあります。

　私は毎朝、産經新聞を読売新聞を読みます。買ったら産經新聞が100円、読売新聞が130円です。合計260円。

　モーニングが360円。つまり、このお店でモーニングを食べると新聞を買わなくて済みますので、実質130円でモーニングが食べられることになります。

　新聞を読みながら、おいしいサンドイッチを食べおいしいコーヒーを飲む。私の好きなひとときです。

　そういえば、宇佐美の親父さんも毎朝、本社の前の喫茶店でモーニング食べてたな～。よく一緒に食べたな～。食べながら、「宝徳、いいか。良い時も悪い時もいつも同じようにやれ。調子が良いからと言ってたくさんやって、悪いからと言ってやらない、ということが一番駄目なんだ。少しずつでもいいから、毎日同じようにやれ。経営もなあ、儲かったから税額をして、儲からなくなったら経費節減なんていいだす。これがダメなんだ。いつも同じようにやれ」といつも教えてくださいました。何度聞いても新鮮な教えです。

　親父さんの生き方は、まさに毎日同じことを繰り返されていました。出張に行ってもそうでした。この前モーニングを食べながら、親父さんを思い出しました。人とのつながりもそうですね。関係が良い時も悪い時も同じように接しないと。相田みつをさんの言葉があります。「おだてられて　いい気になって、悪口言われて腹立つ私」。人間とは愚かな生き物ですね。


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