玄鳥去

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 しばらく書いていませんでしたね。今は、七十二候「白露(はくろ」末候 「玄鳥去(つばめさ)」です。
 秋の涼しい風が吹き始めました。燕たちは我が國を去り、南へと向かいます。玄鳥は、燕の別名でもあります。藤沢修平さんの小説にも「玄鳥」があります。

 昔の人は、それまでたくさん電線なんかに止まっていた燕が徐々に少なくなることで秋の訪れを観じていたのですね。

 考えてみると、以前は、燕をよく見かけましたが、最近、見なくなりました。マンションが沢山立って、家の軒下がなくなったからでしょうか?

 燕は稲作において穀物ではなく害虫を食べてくれるとして、益鳥として大切にされてきました。江戸時代、燕の糞は雑草の駆除に役立つと信じられてきました。商売繁盛の代名詞にもなっています。

 燕が少なくなった・・・。燕に見放された國になったのかなあ。

雨予想 燕が低く 飛行する その凛とした 姿映して

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このページは、宝徳 健が2013年9月22日 06:45に書いたブログ記事です。

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