野菜を塩で漬けると水分が抜けます。野菜が柔らかくコンパクトになります。食べやすくなります。さらに、栄養はそのままのこります。炒めると壊れやすいビタミン類も浅漬けだったら生野菜度同等量残ります。
糠漬けは乳酸発酵する漬物です。漬物の乳酸菌は植物性乳酸菌で、ヨーグルトなどに含まれている動物性乳酸菌よりも胃酸で死滅せず腸まで届きやすいと言われています。腸内の悪玉菌も退治してくれます。
野菜には善玉菌のエサとなる食物繊維も豊富にあるので、腸内環境を整えてくれる最高の食材が漬物なのです。
なぜ、最近の主婦が自分の家で糠漬けをしないのかが不思議でなりません。文化・伝統を破壊する行為です。
それと、人間は基本的に生野菜が嫌いなのです。「そんなことはない」とおっしゃる人は、何もつけづに食べてみてください。確かに、とれたての野菜はさっと洗って食べたらおいしい。でも、それ以外は食べられたものではありません。だから、「ドレッシング」なるもので味をごまかさないと食べることができません。だけど、糠漬けは、ドレッシングをかけるよりも健康な食べ方です。漬物を見直そう。我が國の米文化を見直そう。
糠床を かき混ぜるとき 野菜たちが 合唱をする 早く食べてと
コメントする