「僕、糠漬けです」
この前、こんな声を聴きました。
「この前、スーパーで糠漬けを買ったけど、そんなにおいしくなかったわ」
「糠漬け君、とっても良いことを言うわね」
「あっ、梅干しちゃん」
「私も、家庭で作られなくなったの。スーパーで売っている梅干しなんて・・・。あれは梅干しではなくて、梅漬けよ。合成添加物で液づけされているの。信じられる?スーパーの梅漬けには、賞味期限があるのよ。本当の梅干しなら、五十年でも百年でももつし、時を経るにしたがって、おいしくなるんだから」
「そうだね。嘆かわしい。漬物は本来保存食だし、発酵食品だよね。熟成の味を我が國は忘れているよね。」
「健康食品でもあるし」
「おい、糠漬け!」
「あっ、味噌漬け君と塩漬け君。どうしたの?昨日仲直りしたのに」
「うるせえ、梅干しちゃんを独り占めするんじゃねえよ。なんか気に喰わねえんだよなああああああ」
「はっ、~~~~、やるってえのか。耳の穴から指突っ込んで、奥歯がたがた言わしたろうか」
「何十年前のおどし文句言ってんだよ」
「しかたがねえだろう、俺は、日本の伝統文化じゃ」
「ちょっと、やめてよ。私たちが言い争っている場合じゃないでしょ! とにかく我が國の文化を取り戻さないと」
「は~い」
「この前、スーパーで糠漬けを買ったけど、そんなにおいしくなかったわ」
「困ったものです。スーパーで売っている糠漬けは、本当の糠漬けではありません。あれは糠漬けではなく、添加物です。化学調味料や保存りょなどの合成添加物が大量に転嫁されているのです。敗戦後、あのアメリカの効率化の波が我が國にも押し寄せて、発行させないでつくる漬物(調味料による液づけが主流となって、我が國の漬物を堕落させたのです。それもこれも、自宅で糠漬けを創らなくなった主婦の責任ですけれど・・・」
「糠漬け君、とっても良いことを言うわね」
「あっ、梅干しちゃん」
「私も、家庭で作られなくなったの。スーパーで売っている梅干しなんて・・・。あれは梅干しではなくて、梅漬けよ。合成添加物で液づけされているの。信じられる?スーパーの梅漬けには、賞味期限があるのよ。本当の梅干しなら、五十年でも百年でももつし、時を経るにしたがって、おいしくなるんだから」
「そうだね。嘆かわしい。漬物は本来保存食だし、発酵食品だよね。熟成の味を我が國は忘れているよね。」
「健康食品でもあるし」
「おい、糠漬け!」
「あっ、味噌漬け君と塩漬け君。どうしたの?昨日仲直りしたのに」
「うるせえ、梅干しちゃんを独り占めするんじゃねえよ。なんか気に喰わねえんだよなああああああ」
「はっ、~~~~、やるってえのか。耳の穴から指突っ込んで、奥歯がたがた言わしたろうか」
「何十年前のおどし文句言ってんだよ」
「しかたがねえだろう、俺は、日本の伝統文化じゃ」
「ちょっと、やめてよ。私たちが言い争っている場合じゃないでしょ! とにかく我が國の文化を取り戻さないと」
「は~い」
家庭にて 代々つながる 糠床が 今ここにきて とぎれてしまい
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