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 七十二候 寒露 次候「菊花開」です。

 子どもの頃、ひらかたパークによく連れて行ってもらいました。この時期のひらかたパークは菊人形が展示されていました。調べてみると平成17年でこのイベントは終わっていたのですね。


 もったいないなあ。

 菊はもともと野生種がなく、今から千五百年ほど前に、チョウセンギクとハイシマカンギクの交配で作られたそうです。

 我が國では、すでに平安時代から観賞用として、また薬草としても用いられていました。

 皇室の紋章も菊です。観賞用のキクは、奈良時代に支那大陸より伝えられました。高潔な美しさが君子に似ているとされ、梅、竹、蘭と共に四君子とされました。

 万葉集には菊の歌はありません。古今和歌集、源氏物語辺りから菊の和歌が出てきます。


あさみどり わか葉の菊を つゆにても 濃き紫の 色とかけきや

 大好きな夕霧の歌です。

 我が國は、ほんとうに序緒がある國ですね。

 菊は邪気を払うとも言われています。皇室にふさわしい花です。

いわし雲 浮かぶ季節に つつましく 皆白菊の 花さきにけり


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このページは、宝徳 健が2013年10月14日 06:16に書いたブログ記事です。

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