士魂商才第六十九号

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 弊社月刊誌「士魂商才」第六十九号の原稿作成・校正が本日終了します。十月号なのに、発送が十一月になってすみませんでした。明日、製本・発送します。

 巻頭言のみ紹介しておきます。

【第六十九号:統】

 いつもお世話になっております。「士魂商才(しこんしょうさい)」第六十九号です。タイトルはです。「すべる」とお読みください。

 今月号から連載する 福澤諭吉先生の「日本皇室論Ⅰ 帝室論」に以下の言葉があります。

皇室は万機(政治上の重要事全体)を「統(す)べる」ものであって、万機に「当たる」ものではない。つまり、政治全体を統一的・調和的に治めるものであって、個々政治的問題の処理に当たるのではない。政治というものは畢竟(ひっきょう)、國民の外形的な秩序を制御するための道具でしかない。國民の内面・精神を制御し、人臣を収攬するのは皇室である。その功徳は至大である。

 これを読んだ時、目から鱗が落ちました。我が國がなぜ、世界最古の國であり、世界で唯一歴史が連続した國かが明確にわかりました。古代支那で理想とされ、世界のどの國も実現できなかった、人間社会の理想である「家族主義」を、我が國だけがなしえた理由がはっきりとしました(敗戦後、私たち今の國民がそれを破壊してしまいましたが)。

 三大神勅をみてもはっきりしています。天照大御神が瓊瓊杵尊に、日本を統治せよと命じました。その統治の意味が腹の中に落ちました。我が國は、なんと素晴らし國なのでしょうか。我が國の統治者は天皇陛下です。

 企業経営においても同じです。種々の経営問題を解決する、つまり、「当たる」行為と、利害関係者の内面・精神を「統べる」行為の二つが必要となります。しかしながら、占領軍の「ウォーギルト・インフォメーション・プログラム(戦争犯罪プログラム:敗戦前の我が國はすべて悪かったということを日本人に押し付けた占領軍の情報戦略)」と、不埒な日教組による敗戦後の過った教育、及び、朝日新聞やNHK(日本破壊協会)を始めとする赤いメディアによって、家族主義を破壊された我が國では、企業においても、「統べる」行為が薄くなってしまいました。

 私の天命は、中小零細企業の持続と永続を支援する活動において、我が國を元の素晴らしい姿に戻すことです。「統べる」という素晴らしい武器をいただきました。

 今月号もお楽しみください。

                                                                感謝合掌

 

皇紀二千六百七十三年十一月吉日

株式会社 経営戦略室

代表取締役 宝徳 健

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このページは、宝徳 健が2013年11月 5日 07:16に書いたブログ記事です。

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