易理

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「人の一生遭う所には、険阻あり、担夷(たんい)有り、安流あり、驚瀾(きょうらん)有り。是れ気数の自然にして、竟(つい)に免るる能(あた)わず。即ち易理なり。人は宜しく居って安んじ、玩(もてあそ)んで楽しむべし。若し之を趨避(すうひ)せんとするは、達者の見に非ず」
「人間が一生の間に出遭うところには、険しい所もあり、平坦な所もあり、ゆっくり流れる所もあり、怒濤逆巻く所もある。これは自然の成行きといったものであって、どうしても逃れることはできないものである。すなわち、易で説くところの万物の道理である。したがって、人は自分のおかれた境遇に安んじ、それを楽しめばよい。それを嫌って逃げたり避けたりしようとするのであれば、それは決して道理に通じた人の考えとは言えない」

 わかってはいるのですが・・・・・。

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このページは、宝徳 健が2013年11月11日 03:32に書いたブログ記事です。

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