いつの間にか、七十二候 五十九候 小雪 次候 「朔風払葉」です。「さくふうをはらう」と読みます。
寒さが進み、雪が降り始めるころです。
我が國は、悲しいことでも美しい言葉に置き換えます。「返り花」という言葉があります。
冬に返り咲きした花や二度咲きする花を言い表した言葉です。忘れ花、狂い花、狂い咲きともいいます。また、身請けされた遊女が、また再び廓に努めに出ることもこう言います。遊女を花に譬えることが多く、はかなく悲しい運命をこの言葉に置き換えています。
暑い夏、過ごしやすい秋を経て、耐え忍ぶ冬がやってきました。それぞれの人生の中で、楽しいこと自分に都合の良いことばかりではありません。辛いことを受け止めそして、その中で人生を創造していく。
人にとって避けられないことですね。
逃げ出したく なるようなこと 抱えながら それぞれ生きる 明日に向かって
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