丹後半島にかかわりに深い七人の女性を紹介しています。七人目は静御前です。
今の子供たちは、牛若丸と弁慶の歌は知っているのだろうか?
今の子供たちは、牛若丸と弁慶の歌は知っているのだろうか?
♪京の五条の橋の上
大の男の弁慶が長い薙刀ふりあげて
牛若めがけて切りかかる
♪牛若丸は飛び退いて
持った扇を投げつけて
来い来い来いと欄干の
上へあがって手を叩く
♪前やうしろや右左
ここかと思えばまたあちら
燕のような早業に
鬼の弁慶あやまった
知らないでしょうね~。変な歌謡曲を覚えるぐらいなら、こういう情緒ある歌で歴史を学びたいものです。
その牛若丸こと後の源義経が愛した女性が、京の白拍子 静御前です。
吉野山 峰の白雪 踏みわけて 入りにし人の あとぞ恋しき
頼朝の追討から脱出を図る義経一行です。しかし、寒くなり雪が降る中静御前をこれ以上一緒に連れて行くことができません。義経は静に京に替えるように申し付けます。静御前は泣く泣く分かれます。その時に詠まれた歌です。和歌は本当に素晴らしい。
静や静 しずのおだ巻き くり返し 昔を今に なすよしもがな
「静や、静やとあなた(義経)がなんども私を呼んでくれて幸せだったあの頃。布を織るときの苧環(おだまき)がくるくると回るように、昔を今に戻す方法はないものか」
この二つの歌は、静御前が頼朝に捕えられて、京の白拍子なら何かを舞えと命じられたときに、静が踊りながら歌ったものです。頼朝の前で、仇敵 義経の歌を歌ったと、頼朝もその部下たちも激怒します。しかし、頼朝の妻政子は「夫を慕う本心を形にして幽玄である」。つまり、女心とはそういうものだと訴えました。
「吾妻鏡」という本に記されています。
國語ですね。國語をもっと勉強しなければ。
丹後七姫は今回で終了します。みなさん、もっと郷土の事を学びましょう。國語を学びましょう。我が國がいかに素晴らしい國であったかを知りましょう。そして、今の私たちが、現代を、我が國史上最悪にしてしまったことも・・・。
人たちが 努力重ねて 創りしを 今の我らが 壊す愚かさ
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