橘始黄

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 今は、七十二候 六十候 小雪 末候 「橘始黄」です。「たちばなはじめてきなり」と読みます。

 橘の葉が黄葉し始めるころです。
 京都御所に入れる時期に応募して、三度ほど行ったことがあります。もう、感激してしまいます。

 御所に橘が植えられています。「右近の橘、左近の櫻」です。

 橘はミカン科ミカン属の柑橘類です。ひな人形を飾る品段にも桜の対として飾られています。古来より我が國に自生していた植物です。

 でも、現在では絶滅危惧種になっています。

 橘は五月から六月にかけて小さな白い花を咲かせます。その後、緑色の実がなり、冬にはミカンのように黄色く熟しますが、酸味が強く、食用にはちょっと適しません。

 橘の語源はご存知ですか? 万葉集では、橘は香りの高い花として歌われています。「香りが立つ花」「立花」となり、「橘」の文字が充てられるようになりました。




 我が國古来からの植物が絶滅危惧種とは、悲しいですね。

橘が 高いかほりを 放ちながら 生きることがら 訴えつづけ 

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このページは、宝徳 健が2013年12月 6日 05:25に書いたブログ記事です。

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