上下数千年の事迹

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「人の一生の履歴は、幼児と老後とを除けば、率(おおむ)ね四五十年間に過ぎず。その聞見(ぶんけん)するところは、殆ど一史だにも足らず。故に宜しく歴代の史書を読むべし。上下(しょうか)数千年の事迹、羅(つら)ねて婅臆(きょうおく)に在あらば、亦快たらざらんや。眼を著(つ)くる処は、最も人情事変の上に在れ」
「人の一生を見ると、幼年時代と老後の時間を差引けば、大体四、五十年に過ぎない。その間に見聞する所は、ほとんど歴史の一部にも及ばない。だから、過去の事跡を書いた歴史の書を読むことが大切である。これによって古より今に至る上下数千年の事跡が自分の胸中に備わることになり、これほど痛快なことはないではないか。その史書を読むときに大切なものは、最も人心の動きと事件の変化具合である」


 確かにそうですね。

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このページは、宝徳 健が2013年12月 6日 05:48に書いたブログ記事です。

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