分有るを知るべし

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「人は須らく貴賤(きせん)各(おのおの)分有るを知るべし。貴人にして賤者の態を模倣し、賤者にして貴人の事を僭窃(せんせつ)せば、吾れ辱めを之れ招くに非ずんば、則ち葘(わざわい)に之れ及ばんことを知る」
「人には現実に貴賤の別があり、それぞれに守るべき分限があることを知らねばならない。身分の高い人が、身分の賤しい人のやり方を真似たり、身分の低い人が、身分不相応に貴人のやることを盗み真似たりすると、恥辱を招くか、災難を受けるかである。注意をすべきである」

 「平等、平等」とやたら口にする現代は、まったく話になりませんね。今は、不都合不合理鬱陶しさを乗り越させない、甘い社会になっています。

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このページは、宝徳 健が2013年12月22日 00:37に書いたブログ記事です。

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