原発問題 7 もんじゅ

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 もんじゅの完成がいかにすごいかということの続きです。
 海の中には四十五億トンのウランがあるそうです。陸上では、どこを掘っても五百万トンが限界です。その海中のウランを特殊な樹脂の網で吸着して取る技術は我が國が世界一です。日本原子力研究開発機構の高崎研究所が見事にやってのけました。陸上で掘るウランに対して、一グラム当たり十倍の資金が必要だそうですが、これをこの網でとって、高速増殖炉の開発を成功させれば、十倍かかっても十分経済的に成り立ちます。

 現在実用化されている原子炉は、ウラン235を使っています。それは、ウランの0.6%をエネルギー源として役立てているにすぎません。ところが、劣化ウランと云われているウラン238は、天然ウランの99%を占めています。そのウラン238をプルトニウム239に変える高速増殖炉に成功すれば、ウランのおよそ90%をエネルギー源にすることができます。つまり、現在のウラン一グラムが百五十倍の価値を持ちます。

 我が國は、海洋國家です。海中にある四十五億トンのウランは我が國のためにあるようなものです。エネルギーにより、あの屈辱的な敗戦を経験しました。國家を破壊され現在に至っています。ずっとずっと資源で悩まされ続けてきた我が國が、世界一のエネルギー大國となります。國民は、ここに気づく必要があります。

 もんじゅが完成し、メタンハイドレートが開発され、水素エネルギーが開発される。これが我が國のエネルギー戦略です。太陽光や風力発電などをチマチマやっている時ではありません。買取制度など、あの愚かな民主党政権でできた制度です。欧州で破綻している制度をなぜ取り入れるのか、私は最初から意味がまったくわかりませんでした。

 我が國の技術は凄い。これを國民が知らない。國民の最大の罪です。そして、我が國のこの技術を活かせば、世界平和に大きく貢献することができます。

 誰が正しいかではなく、何が正しいかを、國民ひとり一人がしっかりと學ぶときです。観念論や、思い込みはだめです。メディアやITの情報に翻弄される愚か者は、我が國には不要です。

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このページは、宝徳 健が2014年1月 9日 00:46に書いたブログ記事です。

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